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Qlik Sense Enterprise on Windows の AWS への展開

Amazon Web Services (AWS) 展開では、 柔軟、高性能で、 簡単に 設定できる Amazon 仮想プライベート クラウド インフラストラクチャに Qlik Sense Enterprise をインストールします。

Qlik Sense Enterprise を AWS に展開すると、新しいアプリケーションを簡単かつスケーラブルに素早く追加できます。AWS セキュリティとスケーラビリティのオプションに関する基本知識があればこれらの操作を実行できますが、複雑なオンプレミスでのインストールと構成の手順に従う必要はありません。 AWS を使用すると、オンプレミスの場合に必要な時間の何分の 1 かのわずかな時間で Qlik Sense インフラストラクチャを立ち上げて稼働でき、予期しない需要の変化が起きても、展開を素早く簡単にスケーリングできるようになります。

Qlik Sense を AWS に手動で展開することも、AWS Marketplace で入手可能な、Qlik Sense がプレインストール済みの Amazon Machine Image (AMI) を使用することもできます。ただし、事前定義されたイメージには、ファイル共有が含まれていないため、単一ノードの Qlik Sense 展開しか対応できません。

AWS クラウドを使用する場合の利点

  • Qlik Sense をクラウドに素早く効果的に展開。
  • シンプルで費用効率が高いので、全体的な展開時間を短縮。
  • Qlik Sense アプリケーションを素早く簡単に展開。
  • ハードウェアの管理オーバーヘッドを軽減。
  • オンデマンドで拡張および縮小することができるスケーラブルでエラスティックなストレージ。
  • 世界中の複数の地域に地理的展開を行うことで、レイテンシーが最小限に。
  • 信頼できる高性能プラットフォーム。

コンポーネント

Qlik Sense を AWS クラウドに適切に展開するには、AWS 展開で使用可能なアーキテクチャとサービスに関する基本的な理解が必要です。AWS 上の Qlik Sense 展開の一部として、次のコンポーネントが 必要 です。

  • Amazon AWS アカウント
  • Amazon 管理コンソール - AWS アカウントにログインすると利用できます。
  • VPC - Amazon Virtual Private Cloud
  • EC2 - VPC 上で実行される Amazon Elastic Cloud。要件の変化に応じてサーバーを追加または削除することで、展開を拡張できます。

AWS サービス

リソースの管理、Qlik Sense アプリケーションのデータ ストアとして使用できるその他の AWS サービスに関する基本的な理解も必要です。

  • RDS - PostgreSQL リポジトリ データベースに代わる管理対象リレーショナル データベース サービス。リポジトリ データベースのような複雑さを伴うことなく、高可用性を実現します。
  • S3 - Simple Storage Service。スケーラブルなオブジェクトベースのクラウド ストレージ
  • Dynamo DB - NoSQL データベース サービス
  • Elastic IP - IP アドレスの再マッピング
  • EMR - Elastic MapReduce。管理対象 Hadoop サービス
  • Redshift - データ ウェアハウス
  • クラウド フォーメーション - リソースの自動管理用

AWS サービスの詳細については、Amazon AWS の Web サイトを参照してください。

Microsoft Windows のバージョン

AWS インスタンスは、Qlik Sense インスタンスがインストール可能な Microsoft オペレーティング システムを実行している必要があります。Qlik Sense は、AWS 展開用に次の Windows オペレーティング システムに対応しています。

  • Microsoft Windows Server 2012 R2
  • Microsoft Windows Server 2016
  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2022

Qlik Sense Enterprise

シングル ノードの Qlik Sense サーバーを EC2 インスタンス上にインストールします。

Qlik Sense Enterprise の構成:

QMC を使って以下を構成します。

  • ライセンス

    • トークン (トークンベースのライセンスのみ)
    • ユーザー アクセス (トークンベースのライセンス) またはプロフェッショナル アクセス (ユーザーベースのライセンス)
    • CPU コア
  • セキュリティ グループ

HTTP アクセス用にプロキシ セットアップを作成します。

その他の考慮事項

Qlik Sense を初めて AWS に展開する場合は、次の点にも考慮してください。

セキュリティ

AWS 展開にセキュリティを構成するには、AWS セキュリティ グループ、キー ペア、 およびセキュリティ グループも Qlik Sense 内で設定する方法についてよく理解する必要があります。Amazon 管理コンソールを使用して AWS セキュリティを構成し、QMC を使用して Qlik Sense Server のすべてのセキュリティおよび認証設定を構成します。

セキュリティの詳細については、「AWS と Azure のセキュリティ」を参照し、Qlik Sense のセキュリティの詳細については、「Qlik Sense Enterprise on Windows のセキュリティ」を参照してください。

接続性

アプリケーションの構築時にデータを取得するための、Qlik Sense アプリケーションのデータ ストアとして使用できる AWS Web サービス。

  • Amazon DynamoDB – NoSQL データベース
  • Amazon RDS – 管理対象リレーショナル データベース サービス
  • Amazon Redshift – サービス型データ ウェアハウス
  • Amazon Simple Storage Service (S3) – スケーラブルなオブジェクトベースのクラウド ストレージ
  • AWS Elastic Map Reduce (EMR) – 管理対象 Hadoop サービス

AWS 展開では、次の接続メカニズムを使って、各種データ ソースに接続できます。

  • ODBC 接続
  • OLE DB 接続
  • REST API 接続
  • 特定のソースへのネイティブ コネクター

接続のシナリオ:

  • Amazon RDS と Amazon Redshift に保存されている両方のデータを使用する Qlik Sense インスタンス
  • AWS データ ソース、およびフラット ファイルと Web ベースのデータ ソースとの組み合わせ (つまり、Web サービス データ フィード) からのデータを使う Qlik Sense インスタンス
  • ハイブリッド Qlik Sense インスタンス - AWS データ ソースに保存されたデータ、およびオンプレミスに保存されたデータを使用

接続の詳細については、「データ ソースへの接続 (英語のみ)」を参照してください。

スケーラビリティ

ユーザーの数、アプリケーションの数とサイズ、データ ソースの数の面で環境が拡大する状況においては、環境の規模を正しく見積もり、環境を適宜スケーリングする方法を理解することが重要です。拡張または縮小を効果的に行うには、さまざまな目的用の専用サーバーを作成して、マルチノード環境を構築する必要があります。マルチノード環境の構築後、次の Qlik Sense サービスにリソースを正しく割り当てることができます。

  • エンジン サービス – QIX engine は、インメモリ Associative Data Indexing と計算を実行して、分析に対応します
  • プロキシ サービス – 認証を管理し、ユーザー セッションと負荷分散を処理します
  • リポジトリ サービス – Qlik Sense アプリケーションを管理し、アクセスを制御し、構成を処理します
  • スケジューリング サービス – Qlik Sense アプリケーションや他のスケジュール済みタスクのリロードを管理します
  • Service Dispatcher – データ ロード モデルのデータ プロファイリング サービスを起動および管理します

スケーラビリティの詳細については、「Qlik Sense Performance Benchmark」 (Qlik Sense パフォーマンス ベンチマーク) の技術パンフレットを参照してください。

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