QlikView プロジェクト ファイル
QlikView ドキュメントを複数のファイルに保存し、バージョニングに使用することができます。それぞれのファイルが、ドキュメントやシート、オブジェクト、ロード スクリプトなどのプロパティを定義します。
ドキュメントが開かれ、オブジェクトや設定に変更が加えられるたびに、これらの変更は異なるファイルに保存され、ドキュメントの変更履歴を追跡しやすくします。これにより、ドキュメントのどの場所に誰が変更を加えたかを確認することもできます。
これらのプロジェクト ファイルを作成するには、QVW または QVF ファイルと同じ場所に、QlikView ドキュメントと同じ名前に -prj を追加したフォルダを作成する必要があります。例えば、Finance.qvf ドキュメント用のプロジェクト フォルダは、Finance-prj となります。
prj フォルダー内のファイルは、対応する QVW ファイルが QlikView Desktop に保存されるときに更新されます。QlikView 管理コンソールからドキュメントを再ロードすると、ドキュメントは新しいデータで更新されますが、プロジェクト ファイルには影響しません。
QVW ファイルをコピーする場合は、QlikView Desktop で [名前を付けて保存] を使用してコピーを保存します。これにより、コピーに対応する prj ファイルが更新されます。prj フォルダーのファイルをフォルダー間でコピーしないでください。
プロジェクト フォルダ内のファイル
QlikViewProject.xml ファイルには、QlikView ドキュメントのすべてのオブジェクトが保存されます。
リストの異なるシートやオブジェクトの名前はオブジェクト ID から付けられています。プロジェクト ファイルは次のとおりです。
- QlikViewProject.xml - プロジェクトに含まれるすべてのファイルのリストが含まれます。
- AllProperties.xml
- DocProperties.xml
- DocInternals.xml
- TopLayout.xml
- LoadScript.txt - ドキュメントのロード スクリプトが含まれます。
- Module.txt - ドキュメントのマクロ コード (存在する場合) が含まれます。
- Module.txt - 各シートに 1 つのファイルが作成されます。さらにファイルには、シート上のすべてのシート オブジェクトへの参照が含まれます。
- 各シート オブジェクト用に独立したファイルが作成されます。
- LB<id>.xml
- SB<id>.xml
- MB<id>.xml
- TB<id>.xml
- CH<id>.xml
- IB<id>.xml
- CS<id>.xml
- BU<id>.xml
- TX<id>.xml
- LA<id>.xml
- SL<id>.xml
- SO<id>.xml
- BM<id>.xml
- CT<id>.xml
- RP<id>.xml
DocProperties.xml や AllProperties.xml、DocInternals.xml、TopLayout.xml には、ドキュメントの異なる部分のプロパティ設定が含まれます。DocBinary.dat には、パスワードなどのユーザー機密データが含まれます。