環境間でのレポートの移動
多くのユーザーは、テスト環境や実稼働環境など、複数の Qlik NPrinting 環境を使用しています。ある環境からレポートをエクスポートし、別の環境にインポートすることができます。
レポートをエクスポートすると、Qlik NPrinting Designer テンプレート、適用されるフィルター、サイクル、および動的な名前を含む .zip ファイルが作成されます。.zip ファイルには該当のアプリや接続の情報は含まれません。レポートのインポートを開始する前に、アプリおよび接続を二次的環境に置いておく必要があります。
レポートのエクスポート
以下を実行します。
- 一番上のメニューで [レポート] を選択します。
- エクスポートするレポートをクリックします。
-
[エクスポート] ボタンをクリックします。
ファイルにパスワードを設定してプロテクトをかけるよう求められます。これはオプションです。
- [ダウンロード] を押します。
ウェブ ブラウザーからダウンロードしたファイルを収納するためのフォルダーに .zip ファイルが保存されます。
二次的環境の接続をチェックする
レポートを正常にインポートするには、セカンダリ環境の接続が元のレポートからのものと一致している必要があります。これには、次が含まれます:
- レポート テンプレートで使用されているすべてのオブジェクト。
- サイクルで使用されているすべてのフィールド。
- 元のレポートに関連付けられたフィルターで使用されているか、テンプレートにオブジェクト フィルターとして追加されているすべてのフィールド。
- 動的命名で使用されているすべての変数。
- Qlik エンティティ レポートをインポートしようとしている場合は、使用されているすべてのエンティティ。
2 つの環境間のオブジェクトを比較するには、QlikView と Qlik Sense の ID が使用されます。
必要なすべてのオブジェクトを含む接続がない場合、インポートは行われません。エラー メッセージが表示された場合、Qlik NPrinting WebEngine ログ ファイルを確認して、ターゲット アプリに存在しないオブジェクトのリストを取得できます。
既存のレポートの置き換え
以下を実行します。
- 一番上のメニューで [レポート] を選択します。
- 置き換えるレポートをクリックします。
-
[置き換え] ボタンをクリックします。
- インポートしているレポート テンプレートに接続する Qlik NPrinting アプリを選択します。
- [参照...] をクリックし、前にエクスポートした .zip ファイルを選択します。
- 該当する場合は、パスワードを入力します。
- [次へ] をクリックします。
- [接続] を選択します。[次へ] をクリックします。
- [フィルター] を選択します。[次へ] をクリックします。
- [確認] をクリックします。
これで問題なくレポートが置き換えられました。エラーがある場合は、ログ ファイルを確認してください。詳しくは、次を参照してください: ログ
新規レポートのインポート
以下を実行します。
- 一番上のメニューで [レポート] を選択します。
- [レポートのインポート] ボタンをクリックします。
- インポートしているレポート テンプレートに接続する Qlik NPrinting アプリを選択します。アプリを新規に作成する場合は、 アプリの操作 を参照してください。
- [参照...] をクリックし、前にエクスポートした .zip ファイルを選択します。
- 該当する場合は、パスワードを入力します。
- [次へ] をクリックします。
- [確認] をクリックします。
これで、このレポート テンプレートが [レポート] 領域に表示できるようになります。
インポートしたレポートからユーザー フィルターをインポートする
Qlik NPrinting にレポートをインポートする場合、パフォーマンス上の理由で、ユーザーに関連付けられたフィルターは含まれません。何千ものユーザーに関連付けられたフィルターのすべてをインポートするには長い時間がかかり、Qlik NPrinting がストールする可能性もあります。
webengine.config ファイル内の行 <!-<add key="include-user-filters" />-> をコメント解除することで、この動作を変更することができます。これにより、リポジトリに保存されたすべてのフィルターを、[フィルターのインポート] ダイアログを通してインポートできるようになります。保存されているフィルター数によって、これには非常に長い時間がかかる可能性があります。
webengine.config ファイルを編集したくない場合、レポートとともに特定のユーザー フィルターを手動でインポートすることができます。これには次の二通りの方法があります。
- フィルターの関連付けをすべてのユーザーから削除する。
- フィールドおよび値が同じで、いかなるユーザーにもリンクされていない、新しいフィルターを作成する。