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Sparkモードの選択

使用するSparkモードに応じて、ジョブをSparkモードにできます。

Sparkドキュメンテーションの「Spark設定 (英語のみ)」には、Sparkプロパティとそのデフォルト値の包括的なリストがあります。StudioでデザインしたSparkジョブでは、[Spark configuration] (Spark設定)タブ、またはジョブで使用するコンポーネントで明示的に定義したプロパティを除いて、このデフォルト設定が使用されます。

手順

  1. [Run] (実行)をクリックしてビューを開き、[Spark configuration] (Spark設定)タブをクリックして、Spark接続を設定するビューを開きます。
  2. [Use local mode] (ローカルモードを使用)チェックボックスをオンにしてジョブをローカルでテストします。

    ローカルモードでは、ジョブを実行するためのSpark環境がStudioによって即座に構築されます。計算の実行のために、ローカルマシンの各プロセッサーがSparkワーカーとして使用されます。

    このモードでは、ローカルファイルシステムが使われます。したがって、リモートファイルシステムへの接続情報を提供するtS3ConfigurationtHDFSConfigurationなどのコンポーネントがジョブ内に配置されている場合は、これらの設定コンポーネントを無効にします。

    これ以上は何も設定せずにジョブを起動できます。

  3. [Use local mode] (ローカルモードを使用)チェックボックスをオフにして、利用可能なHadoopディストリビューションのリストを表示し、使用するSparkクラスターに相当するディストリビューションをこのリストから選択します。
    ディストリビューションには以下が含まれます:
    • Databricks

    • Qubole

    • Amazon EMR

      このディストリビューションについてはTalendでは以下がサポートされます:
      • Yarnクライアント

      • Yarnクラスター

    • Cloudera

      このディストリビューションについてはTalendでは以下がサポートされます:
      • スタンドアロン

      • Yarnクライアント

      • Yarnクラスター

    • Google Cloud Dataproc

      このディストリビューションについてはTalendでは以下がサポートされます:
      • Yarnクライアント

    • Hortonworks

      このディストリビューションについてはTalendでは以下がサポートされます:
      • Yarnクライアント

      • Yarnクラスター

    • MapR

      このディストリビューションについてはTalendでは以下がサポートされます:
      • スタンドアロン

      • Yarnクライアント

      • Yarnクラスター

    • Microsoft HDInsight

      このディストリビューションについてはTalendでは以下がサポートされます:
      • Yarnクラスター

    • Cloudera Altus

      このディストリビューションについてはTalendでは以下がサポートされます:
      • Yarnクラスター

        Altusクラスターは、以下のクラウドプロバイダーで実行する必要があります:
        • Azure

          AzureでAltusがサポートされるのは、テクニカルプレビュー機能になります。

        • AWS

    データはAvroに依存してコンポーネント間のデータ移動を行っているので、Kryoを使ってAvroタイプを処理するようお使いのクラスターを設定することをお勧めします。これによってAvroに関するこの既知の問題 (英語のみ)を回避できるだけでなく、本来のパフォーマンス向上も実現できます。お使いのクラスターで設定が必要なSparkプロパティは:
    spark.serializer org.apache.spark.serializer.KryoSerializer

    このドロップダウンリストで対応するディストリビューションが見つからなければ、接続したいディストリビューションをTalendが公式にはサポートしていないことを意味します。その場合、[Custom] (カスタム)を選択してから、接続するクラスターの[Spark version] (Sparkバージョン)を選択し、[+]ボタンをクリックして、表示されるダイアログボックスで以下の選択を行います:

    1. [Import from existing version] (既存のバージョンからインポート)を選択すると、正式にサポートされているディストリビューションをベースとしてインポートしてから、ベースディストリビューションで提供されていない他の必要なjarファイルを追加できます。

    2. [Import from zip] (zipからインポート)を選択すると、使用するカスタムディストリビューションの設定zipファイルをインポートできます。Zipファイルには、Hadoop/Sparkの各種エレメントのライブラリーおよびライブラリーのインデックスファイルを含める必要があります。

      Talend Exchangeでは、 Talend コミュニティのメンバーがすぐに使える設定用zipファイルが共有されており、[Hadoop configuration] (Hadoop設定) (英語のみ)リストからダウンロードして接続に直接利用できます。ただし、さまざまなHadoop関連のプロジェクトが継続的に進展しているため、このリストから対応するディストリビューションの設定Zipが見つからないことがあります。その場合は、[Import from existing version] (既存のバージョンからインポート)オプションを使って、既存のディストリビューションをベースとして取得し、ディストリビューションに必要なjarを追加することをお勧めします。

      Talendはカスタムバージョンを公式にサポートしていません。 Talend とそのコミュニティでは、Studioからカスタムバージョンに接続するための方法を紹介していますが、選択したバージョンの設定がスムーズに機能するかどうかは不明です。したがって、HadoopとSparkの経験が豊富でどのような問題でも自力で解決できない限り、そのような接続を設定することはお勧めしません。

    カスタムディストリビューションの接続方法、および接続の共有方法のステップ例は、Hortonworksをご覧ください。

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