ユーザーを6.5以前のバージョンから7.0以降のバージョンに移行する際の注意事項
dbmigrationツールを使用してユーザーを6.5以前のバージョンから7.0以降のバージョンに移行する際は、以下の点にご注意ください。
- ファイル<$INSTALLDIR>/conf/mdm.confにドメインプロパティを定義する必要があります。たとえば、tac.domain=@company.comとします。これにより、ソースMDMサーバーからのユーザー名がメールに変換されます。
- Talend Administration Center接続情報をファイルdbmigration.propertiesに入力する必要があります。例:
tac.baseUrl=http://localhost:8080//org.talend.administrator tac.authUser=security@company.com tac.authPass=admin
- ソースMDMサーバーから移行するユーザーがTalend Administration Center内に存在しない場合は、ターゲットMDMサーバーに新規ユーザーが作成されます。
- ソースMDMサーバーからのユーザーが[administration] (管理)ロールを持っている場合、ターゲットMDMサーバーに作成された新規ユーザーのタイプは[Master Data Management] (マスターデータ管理)となります。そうでない場合、新規作成されたユーザーのタイプは[No Project Access] (プロジェクトへのアクセス権なし)となります。
- ソースMDMサーバーからのユーザーに複数のシステムロールがある場合、ターゲットMDMサーバーに作成された新規ユーザーは最も低い権限のロールを使用し、警告メッセージが表示されます。MDMユーザーには7.0からのシステムロールが1つしかないためです。
- ソースMDMサーバーからのユーザーが[System_Admin]と[administration] (管理)の両方のロールを持ち、その他のシステムロールを持たない場合、ターゲットMDMサーバーに作成された新規ユーザーのユーザータイプはは[Super Admin] (スーパーアドミニストレーター)となります。
- ソースMDMサーバーからのユーザーが[administration] (管理)ロールを持ち、[System_Admin]ロールを持たない場合、[administration] (管理)ロールはターゲットMDMサーバーに作成された新規ユーザーによって直接無視され、対応する警告メッセージが表示されます。
- ソースMDMサーバーからのユーザーが非アクティブな場合、新規ユーザーは非アクティブとなります。
- 新規ユーザーは、移行するユーザーのパスワードを再利用します。
- ソースMDMサーバーから移行するユーザーがTalend Administration Center内に既に存在する場合、ターゲットMDMサーバーの既存ユーザーの[Master Data Management Web Role] (マスターデータ管理のWebロール)は、これに対応してアップデートされます。
- ソースMDMサーバーからのユーザーに複数のシステムロールがある場合、ターゲットMDMサーバーの既存のユーザーは最も低い権限のロールを使用し、警告メッセージが表示されます。MDMユーザーには7.0からのシステムロールが1つしかないためです。
- ソースMDMサーバーからのユーザーにシステムロールが[System_View]の1つしかない場合、ユーザーの移行は失敗し、エラーメッセージが表示されます。このシステムロールは7.0以降存在しないためです。
- ソースMDMサーバーからのユーザーが非アクティブである場合、既存ユーザーのMDM権限はターゲットMDMサーバーから削除されます。