Talend DQ Portalのデータベース権限
Talend DQ PortalはTalend 7.1以降、非推奨となっています。
Talend Installerを使用してTalend DQ Portalをインストールする場合、分析結果を保存する特定のデータベースを選択できます。サポートされているデータベースのいずれかにユーザーが分析結果を書き込むことができるようにするには、特定のシステム権限を付与する必要があります。
サポートされているデータベースの詳細は、互換性があるデータベースをご覧ください。
前提条件
分析結果の保存でMySQL、PostgreSQL、SQLサーバーデータベースを使うよう選択した場合、データベースはTalend Installerによって自動的に作成されます。ただし、Oracleデータベースの使用を選択した場合は、Talend Installerを使用してTalend DQ Portalをインストールする前にデータベースとスキーマを作成する必要があります。
解析結果を保存するデータベースを定義する場合は、以下の操作が必要です。
- Talend DQ Portalのユーザーに異なるデータベースの適切な権限が与えられていることを確認する
- PostgreSQLデータベースの場合、Talend DQ PortalをPostgreSQLサーバーにインストールするコンピューターのIPを追加する
MySQLの権限
レポートデータマート接続を設定する際に定義したユーザーには特定の権限が付与されている必要があります。GRANTコマンドを使って、少なくとも以下のシステム権限を付与します:
- Select
- Insert
- Update
- Create
- Drop
- Index
- Alter
- Create View
SQLステートメントの例:
GRANT <privilege> ON`<database_name>`.* TO
<user_name>@'%'
Oracleの権限
レポートデータマート接続を設定する際に定義したユーザーにはDBAロール、またはCONNECTとRESOURCEロールが付与されている必要があります。grant コマンドを使ってユーザーに次のシステム権限を与えます。
ユーザーが自身のスキーマでデータマートを作成する時に必要な権限は以下のとおりです:
- create sequence
- create session
- create alter session
- create table
- create view
SQLステートメントの例:
GRANT create session to <user>
現在のユーザーが所有していないスキーマにデータマートを作成する際に必要な権限は以下のとおりです。
- alter any table
- comment any table
- create any index
- create any sequence
- create any table
- create any view
- create session
- insert any table
- select any sequence
- select any table
- update any table
SQLステートメントの例:
GRANT alter any table to <user_name>