データサービスプロバイダーの作成
このシナリオでは、データサービスプロバイダーでtESBProviderRequestコンポーネントとtESBProviderResponseコンポーネントを使って、空港のウェブサービスへのアクセスを可能にし、tXMLMapコンポーネントを使って、MySQLデータベースから提供される空港のデータを要求・応答呼び出しメインフローに結合して、公開します。データベースのデータはtMysqlInputコンポーネントによりロードされます。
データサービスプロバイダージョブの作成
Procedure
- [Repository] (リポジトリー)ツリービューの[Services] (サービス)ノードの下で、定義したばかりの空港ウェブサービスの操作を右クリックし、コンテキストメニューから[Assign Job] (ジョブを割り当て)を選択します。このシナリオでは、この操作はgetAirportInformationByISOCountryCodeです。
- [Assign Job] (ジョブを割り当て)ウィザードが開きます。[Create a new Job and Assign it to this Service] (新規ジョブをサービスに割り当て)を選択し、[Next] (次へ)をクリックします。
- ウィザードの[New Job] (新規ジョブ)ビューで、作成するジョブに自動的に名前が付いているため、[Finish] (終了)をクリックします。ワークスペースでジョブのドラフトが開きます。
プロバイダー用にコンポーネントをドロップしてリンク
ジョブのドラフトでは、tESBProviderRequestとtESBProviderResponseが既に選択され設定されています。tESBProviderRequestにより、指定したウェブサービスに要求が送信され、tESBProviderResponseにより、その要求への応答が返されます。これらのコンポーネントは、[Palette] (パレット)の[ESB]グループにあります。
Procedure
Results
このシナリオでは、空港データは、空港名と該当する国コードで構成されます。次の表は、使用中のデータベーステーブルを示しています。

これまで、tXMLMap以外のコンポーネントは自動的に設定されていたため、tXMLMapをのみを設定する必要がありました。
tXMLMapの設定
Procedure
プロバイダージョブの実行
About this task
これでコンポーネントが設定されたため、ジョブを実行できます。
この設定は次のように行います。
Procedure
F6を押してこのジョブを実行します。実行が開始されると[Run] (実行)ビューが開き、実行結果が表示されます。

Results
データサービスプロバイダーのジョブが実行されると、[Kill] (強制終了)ボタンをクリックして停止するまで、ウェブサービスに送信されるすべての要求がリッスンされます。デフォルトで、tESBProviderRequestの[Basic settings] (基本設定)ビューの[Keep listening] (リスニングの継続)が自動的に選択されています。
What to do next
作成したばかりのデータサービスプロバイダーのジョブに実際の要求を送信するコンシューマーのジョブを設定する必要があります。