Buffer

QVD ファイルは、buffer プレフィックスを使用して、自動的に作成、管理することができます。このプレフィックスは、スクリプトの LOAD ステートメントおよび SELECT ステートメントのほとんどで使用できます。つまり、ステートメントの結果をキャッシュ/バッファする際には、QVD ファイルが使用されます。

構文:  

Buffer [(option [ , option])] ( loadstatement | selectstatement )

option::= incremental | stale [after] amount [(days | hours)]

オプションを使用していない場合、最初のスクリプト実行で作成された QVD バッファが無限に使用されます。

バッファ ファイルは Buffers サブフォルダに保存されます。通常は、C:\ProgramData\Qlik\Sense\Engine\Buffers (サーバー インストール環境) または C:\Users\{user}\Documents\Qlik\Sense\Buffers (Qlik Sense Desktop) となります。

QVD ファイルの名前は計算で求められた名前であり、後続の LOAD または SELECT ステートメントとその他の識別情報の全体の 160 ビットの 16 進ハッシュとなります。つまり、QVD バッファは、後続の LOAD または SELECT ステートメントの変更によって無効になります。

通常、バッファを作成したアプリのスクリプトで一切参照されなくなったり、アプリが存在しなくなると、QVD バッファは削除されます。

引数：  

制限事項:  

このスクリプトには、多くの制限が存在します。最も代表的な例としては、複雑なステートメントの核にファイル LOAD または SELECT ステートメントを含めなければならないという条件が挙げられます。

例1：  

Buffer SELECT * from MyTable;

例2：  

Buffer (stale after 7 days) SELECT * from MyTable;

例3：  

Buffer (incremental) LOAD * from MyLog.log;