Qlik PostgreSQL インストーラー を使用した PostgreSQL のサイレント インストールまたはアップグレード
サイレント インストールの実行時には、PostgreSQL はダイアログを全く表示しないで、インストールされます。つまり、サイレント インストールを行う際には、機能やプロパティ、ユーザーの選択内容をすべて知っている必要があります。 インストーラのユーザー インターフェースで利用できるすべての設定オプションは、サイレント操作で実行できます。
次の手順を実行します。
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コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
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Qlik_PostgreSQL_setup.exe ファイルが含まれるフォルダーに移動します。
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Qlik_PostgreSQL_setup.exe と入力して、希望するサイレント インストール 構文 を続けます。
インストール コマンドの例。
Qlik_PostgreSQL_setup.exe -silent acceptqca=1 iprange=0.0.0.0/0,::/0 dbport=4432 maxconnections=200 listenaddresses=* dbusername=qliksenserepository dbuserpassword=your_password dbsuperuserpassword=your_password
コマンドとその引数の詳細については、以下を参照してください。
情報メモ未昇格状態のプロセスから実行した場合や UAC が有効になっている場合、昇格が生じます。 -
すべてのサービスとノードが期待どおりに動作していることを検証します。
アップグレードする場合は、アップグレードとすべての検証が完了したら、古い Qlik Sense リポジトリ データベース をサーバーから削除する必要もあります。
次の手順を実行します。
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コマンド プロンプト ウィンドウを開いて次を実行します。
c:\cd ProgramData\Package Cache
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そこから、次のいずれかを実行します。
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9.6 からアップグレードした場合は、次を実行します。
c:\ProgramData\Package Cache\dir /s PostgreSQL.msi
PostgreSQL.msi を含むフォルダーが表示されます。
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12.5 からアップグレードした場合は、次を実行します。
c:\ProgramData\Package Cache\dir /s PostgreSQL125.msi
PostgreSQL125.msi を含むフォルダーが表示されます。
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PostgreSQL.msi または PostgreSQL125.msi ファイルを右クリックし、メニューから [アンインストール] を選択します。
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PostgreSQL バイナリを再インストールします。
情報メモ-
バイナリを再インストールしないと、サービス設定スクリプトの実行時にエラーが発生します。
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Qlik PostgreSQL インストーラー の使用直後に Qlik Sense がアップグレードされた場合は、正しいバイナリが自動的にインストールされるため、このステップはオプションとなります。
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管理者として [コマンド プロンプト] を開きます。
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以前に配置された .msi ファイルの場所に移動します。
例: cd C:\ProgramData\Package Cache\{GUID}
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以下のコマンドを実行し、以前使用されていたバージョンに基づく適切な .msi によって PostgreSQL125.msi を置き換えます:
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Qlik Sense August 2023 以降:
msiexec.exe /qb /i "PostgreSQL14.msi" SKIPINSTALLDBSERVICE="1" INSTALLDIR="C:\Program Files\Qlik\Sense" -
Qlik Sense February 2022 - May 2023:
msiexec.exe /qb /i "PostgreSQL125.msi" SKIPINSTALLDBSERVICE="1" INSTALLDIR="C:\Program Files\Qlik\Sense"
情報メモカスタム ディレクトリにインストールした場合は、それに応じて INSTALLDIR を調整します。たとえば D:\Qlik\Sense にインストールした場合は、INSTALLDIR="D:\QLIK\Sense" と入力します。これによって、データベースはインストールされずにバイナリが再インストールされます。
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構文
Qlik_PostgreSQL_setup.exe [-silent] {-log=path\filename} {acceptqca=1|0} {iprange=IpAddresses} {maxconnections=max connection number} {listenaddresses=ipv4/ipv6 addresses} {dbusername=[domain\username]} {dbuserpassword=password} {dbsuperuserpassword=password} {dbhost=hostname} {dbport=port} {dbinstallationpath=binary path} {dbdatapath=data folder} {qpiconfig=”configfilepath”} | 新規インストール モード。 |
---|---|
Qlik_PostgreSQL_setup.exe [-silent] {-log=path\filename} {acceptqca=1|0} {dbsuperuserpassword=password} {dbhost=hostname} {dbport=port} {dbinstallationpath=binary path} {qpiconfig=”configfilepath”} | アップグレード モード。 |
Qlik_PostgreSQL_setup.exe -?または-h | 画面上のサイレント セットアップ ヘルプを開きます。 |
コマンド
コマンド | タイプ | 目的 |
---|---|---|
-silent | - | UI を使用しないコマンドラインによる設定 (必須)。 |
-log | [パス付きのログ ファイル名] |
ログ ファイル ディレクトリおよびログ ファイル名。 注: ユーザーはこのディレクトリへのアクセス権を持つ必要があります |
引数
引数はスペースで区切られ、[Argument]="[Value]" の形式で表示されます。通常、二重引用符 (") は省略できますが、パスにスペースが含まれている場合は必要です。
既定値は、セットアップ ユーザー インターフェースで使用した値になっています。
引数 | 値 | 目的 | 範囲 |
---|---|---|---|
acceptQCA | 1|0 |
Qlik 顧客契約 (QCA) に同意します。 注: この引数はインストールまたはアップグレード時には必須であり、正常にインストールするには QCA に同意する必要があります。 |
インストール/アップグレード |
iprange | [IP アドレス (複数)] | カンマで区切られた IP アドレス。 すべての IPV4 およびすべての IPV6 アドレスの場合は、「0.0.0.0/0,::0/0」と入力します。 |
インストール |
maxconnections | [最大接続数] | データベースへの同時最大接続数。 | インストール |
dbinstallationpath | [カスタム インストール ディレクトリへのパス] | 既定のインストール ディレクトリを使用しない場合のディレクトリを定義します (C:\Program Files\PostgreSQL\14)。 | インストール/アップグレード |
dbdatapath | [カスタム データ ディレクトリへのパス] | 既定のデータ ディレクトリを使用しない場合のディレクトリを定義します (C:\Program Files\PostgreSQL\14\data)。 | インストール/アップグレード |
dbbackuppath | [カスタム バックアップ ディレクトリへのパス] | データベースのバックアップ フォルダーへのパス。 | アップグレード |
listenaddresses | [IP アドレス/範囲] | データベース サービスの待ち受けアドレス。例: 0.0.0.0/0, ::/0。 すべてのアドレスを待ち受けるには、* を入力します。 |
インストール |
dbusername | [ユーザー名] | リポジトリ データベース ユーザーのユーザー名。 | インストール |
dbuserpassword | [パスワード] | レポジトリ データベース ユーザーのパスワード。 | インストール |
dbsuperuserpassword | [パスワード] | Postgres データベースのスーパー ユーザーのパスワード。 | インストール/アップグレード |
dbhost | [データベース サーバーのアドレス] | Postgres データベース サーバーのアドレス。空のままにすると、localhost が使用されます。 | インストール/アップグレード |
dbport | [データベースのポート] | Postgres データベースのポート。 | インストール/アップグレード |
qpiconfig | [構成ファイルへのパス (ファイル名を含む)] | サイレント インストールの設定が保存されている構成ファイルへのパス。 | インストール/アップグレード |
サイレント インストール コマンドの例
サイレント インストール コマンドの一例:
Qlik_PostgreSQL_setup.exe -silent acceptqca=1 iprange=0.0.0.0/0,::/0 dbport=4432 maxconnections=200 listenaddresses=* dbusername=qliksenserepository dbuserpassword=your_password dbsuperuserpassword=your_password
ログ ファイルを指定するサイレント インストール コマンドの別の例:
Qlik_PostgreSQL_setup.exe -silent -log="c:\temp\qpilog\qpiinstall.log" acceptqca=1 dbport=4432 maxconnections=300 listenaddresses=* dbusername=qliksenserepository dbuserpassword=your_password dbsuperuserpassword=your_password
インストールで使用される設定を含む構成ファイルを指すサイレント インストール コマンドの例:
Qlik_PostgreSQL_setup.exe -silent -log="c:\temp\qpilog\qpiinstall.log" acceptqca=1 qpiconfig="C:\temp\qpicfg\QpiConfig.cfg"
QPI 構成ファイル
Qlik PostgreSQL インストーラー 構成ファイルは XML 形式です。ファイルは、以下の例に示されている構造に従う必要があります。プレースホルダーの値を独自の値に置き換えます。
値を空のままにすると、既定値が使用されます。既定値は、セットアップ ユーザー インターフェースで使用した値になっています。
<?xml version="1.0"?>
<CommandLineArguments xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<DbUserName>qliksenserepository</DbUserName>
<DbUserPassword>your_password</DbUserPassword>
<DbSuperUserPassword>your_password</DbSuperUserPassword>
<DbHost></DbHost>
<DbPort>4432</DbPort>
<ListenAddresses>*</ListenAddresses>
<IpRange>0.0.0.0/0,::/0</IpRange>
<MaxConnections>300</MaxConnections>
<DbInstallationPath></DbInstallationPath>
<DbDataPath></DbDataPath>
<DbBackupPath></DbBackupPath>
</CommandLineArguments>
構成ファイルの構文
設定 | 説明 |
---|---|
DbUserName | リポジトリ データベース ユーザーのユーザー名。既定値は qliksenserepository です。 |
DbSuperUserPassword | Postgres データベースのスーパー ユーザーのパスワード。 |
DbUserPassword | リポジトリ データベース ユーザーのパスワード。 |
DbHost | Postgres データベース サーバーのアドレス。空のままにすると、localhost が使用されます。 |
DbPort | Postgres データベースのポート。 |
ListenAddresses |
データベース サービスの待ち受けアドレス。例: 0.0.0.0/0, ::/0。すべてのアドレスを待ち受けるには、* を入力します。 |
IpRange |
カンマで区切られた IP アドレス。すべての IPV4 およびすべての IPV6 アドレスの場合は、「0.0.0.0/0,::0/0」と入力します。 |
MaxConnections | データベースへの同時最大接続数。 |
DbDataPath | Postgres データベースのデータ パス。既定値は C:\Program Files\PostgreSQL\14\data です。 |
DbBackupPath | データベース アップグレードへのバックアップ パス。既定は C:\ProgramData\Qlik\Sense\PostgreSQL\{dbversion}\backup です。 |
DbInstallationPath | データベースのインストール フォルダーへのパス。既定値は C:\Program Files\PostgreSQL\14\ です。 |
トラブルシューティング
トラブルシューティングは通常、インストール ログ ファイルを解釈することから始まります。デフォルトでは、ログ ファイルは現在のユーザーのローカルの一時ディレクトリに保存されます。