Qlik Sense Mobile Client Managed アプリへのマッシュアップの展開
Qlik Sense マッシュアップは、チャートやデータなどの Qlik Sense アプリのオブジェクトを含んだ Web ページです。Qlik Sense Enterprise on Windows hub で公開されている場合、マッシュアップには Qlik Sense Mobile Client Managed アプリからもアクセス可能です。
Qlik Sense Mobile Client Managed アプリでマッシュアップを使用する理由
Qlik Sense Mobile Client Managed アプリでマッシュアップを使用すると、モバイル デバイスにおいて、高速にロードし、データ消費を削減できます。マッシュアップは一般に、Qlik Sense アプリよりもリソースの使用量が少なくて済みます。これは、Qlik Sense Mobile Client Managed アプリにマッシュアップをロードするときに、Qlik Sense Enterprise on Windows サーバーから取得するデータが少なくなるということを意味します。
マッシュアップは、開かれるたびに Qlik Sense サーバーから必要なデータを取得します。これにより、インストール済みの Qlik Sense Enterprise で マッシュアップが常に最新の状態に保たれるようにします。
Qlik Sense で公開されたマッシュアップのみに Qlik Sense Mobile Client Managed からアクセスできます。Qlik Sense Mobile Client Managed アプリでは、マッシュアップのリストが専用の [マッシュアップ] ストリームに表示されます。インストール済み Qlik Sense Enterprise on Windows のすべての公開マッシュアップは Qlik Sense Mobile Client Managed アプリで表示できます。管理者は、Qlik Management Console でセキュリティ ルールを作成することにより、特定のユーザーへのアクセスを制限できます。参照先: Qlik Sense Mobile Client Managed アプリでのマッシュアップへのアクセスの制限 をクリックします。
Qlik Sense Mobile Client Managed アプリでのマッシュアップへのアクセスの制限
Qlik Sense Mobile Client Managed アプリでマッシュアップへのアクセスを特定のユーザーに制限するには、Qlik Sense Enterprise on Windows 管理者が Qlik Management Console (QMC) でセキュリティ ルールを設定する必要があります。
次の手順を実行します。
-
QMC を開く:https://<QPS サーバー名>/qmc
- QMC で、次の手順に従ってカスタム プロパティを作成します
- 新しいカスタム プロパティに「StreamAccess」などの名前を設定します。
- [リソース タイプ] セクションで、[エクステンション] および [ユーザー] のチェック ボックスをオンにしてカスタム プロパティをこれらのリソース タイプに適用します。
- [値] セクションで、「MyMashup」などの新しいカスタム プロパティ値を作成します。
参照先: 「カスタム プロパティの新規作成」。
- 特定のユーザーにマッシュアップへのアクセスを許可するには、選択したユーザーにステップ 1 で作成したカスタム プロパティを適用します。QMC で、[ユーザー] セクションに移動し、[StreamAccess] 項目で「MyMashup」を追加することによってユーザーを編集します。
- 特定のユーザーにエクステンションへのアクセスを許可するには、選択したユーザーにステップ 1 で作成したカスタム プロパティを適用します。QMC で、[エクステンション] セクションに移動し、[StreamAccess] 項目で「MyMashup」を追加することによってエクステンションを編集します。
- 新しいストリームを作成します。そのストリームに、マッシュアップで使用されるデータを含んだ Qlik Sense アプリを追加します。
- ユーザーがマッシュアップにアクセスできないようにするには、次のようにしてエクステンション セキュリティ ルールに変更を加えます。
- 既定のエクステンション セキュリティ ルールのコピーを作成します。
- 条件 ((resource.name!="MyMashup")) を追加することにより、作成したコピー ルールを編集します。ここで、「MyMashup」はステップ 1 で作成したカスタム プロパティです。
- 既定のエクステンション セキュリティ ルールを無効にして新しいルールを有効にします。
-
エクステンション用のセキュリティ ルール ((user.@StreamAccess="MyMashup")) を作成して、特定のユーザーにすべてのエクステンションへのアクセスを許可します。参照先: セキュリティ ルールの作成
- 同じセキュリティ ルール ((user.@StreamAccess="MyMashup")) をステップ 4 で作成したストリームに適用して、特定のユーザーにそのストリームへのアクセスを許可します。 参照先: 「ストリームの編集」。