サイレント インストール
サイレント インストールの実行時には、Qlik Sense はダイアログを全く表示しないで、インストールされます。つまり、サイレント インストールを行う際には、機能やプロパティ、ユーザーの選択内容をすべて知っている必要があります。 インストーラのユーザー インターフェースで利用できるすべての設定オプションは、サイレント操作で実行できます。
次の手順を実行します。
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[スタート] > [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [コマンド プロンプト] の順に選択します。
[コマンド プロンプト] のウィンドウが表示されます。
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[コマンド プロンプト] のウィンドウで、Qlik_Sense_setup.exe ファイルを含むフォルダに移動します。
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Qlik_Sense_setup.exe と入力して、適切なサイレント インストールの構文を続けます。
構文
Qlik_Sense_setup.exe [-silent] [-uninstall] {-log path\filename} {layout=path} {accepteula=1|0} {desktopshortcut=1|0} {skipstartservices=1|0} {installdir=path} {userwithdomain=domain\user} {userpassword=password} {dbpassword=password} {hostname=www.machinename.domain.com} {cleanup=1|0} {sharedpersistenceconfig="configfilepath"} {senddata=1|0} {skipvalidation=1|0} {databasedumpfile=path} | - |
---|---|
Qlik_Sense_setup.exe -? または -h | 画面上のサイレント セットアップ ヘルプを開きます。 |
コマンド
コマンド | タイプ | 目的 |
---|---|---|
-silent (または -s) | - | UI を使用しないコマンドラインによる設定 (必須)。 |
-uninstall | - | 製品をサイレント アンインストールします。-silent コマンドとともに使用する必要があります。 |
-log (または -l) | [パス付きのログ ファイル名] |
ログ ファイル ディレクトリおよびログ ファイル名。 情報メモユーザーはこのディレクトリへのアクセス権を持つ必要があります。
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-layout | [保存先ディレクトリ] |
ファイル (.msiファイルを含む) を保存先のディレクトリに抽出します。
情報メモその他のコマンド ラインの引数と組み合わせることはできません。
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引数
引数はスペースで区切られ、[Argument]="[Value]" の形式で表示されます。通常、二重引用符 (") は省略できますが、パスにスペースが含まれている場合は必要です。
既定値は、セットアップ ユーザー インターフェースで使用した値になっています。
引数 | 値 | 目的 |
---|---|---|
accepteula | 1|0 |
Qlik ユーザー ライセンス契約に同意します。 警告メモこの引数はインストールまたはアップグレード時には必須であり、正常にインストールするには QULA を受け入れる必要があります。
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desktopshortcut | 1|0 (クリーン インストールでは既定値の 1 になります) | デスクトップ ショートカットをインストールします。 |
skipstartservices | 1|0 (クリーン インストールではデフォルト値の 0 になります。その他の場合は現行のステートを維持) |
インストール完了後のサービス開始をスキップします。 |
installdir | [カスタム インストール ディレクトリへのパス] | 既定のインストール ディレクトリを使用しない場合のディレクトリを定義します (%ProgramFiles%\Qlik\Sense)。 |
userwithdomain | [ドメイン\ユーザー名] | Qlik Sense サービスを実行するためのユーザー名を追加します。 |
userpassword | [パスワード] | サービスを実行するためのパスワードを追加します。 |
dbpassword | [パスワード] | データベースを実行するユーザーを作成するデータベースのスーパーユーザー用のパスワードを追加します。 |
hostname | [セントラル ノードのアドレス] | セントラル ノードのアドレスを定義します。セントラル ノードは、証明書を使用して他のサーバーと安全に通信します。デフォルトを使用する場合は空白にしておきます。 |
cleanup | 1|0 (アンインストール時の既定は 0) |
アンインストールが完了すると、Qlik Sense 証明書と ProgramData\Qlik\Sense ディレクトリ内のファイルを削除します。 情報メモこの引数は、サイレント インストール コマンドで使用する必要があります。
例: -silent -uninstall cleanup=1。 |
sharedpersistenceconfig (または spc) | [構成ファイルへのパス (ファイル名を含む)] |
ストレージ メソッドとして、共有持続性のセットアップをアクティブにします。共有持続性のすべての設定が、ここで参照される構成ファイル内に含まれている必要があります。 警告メモ正しくインストールするには、このパラメーターを構成する必要があります。
|
senddata | 1|0 (既定は 0) | 匿名で Qlik とシステム データを共有する。 |
skipvalidation | 1|0 (既定は 0) | サービス ユーザーと共有フォルダーへのアクセスのパスワード検証プロセスをスキップします。サイレント インストールでは、データベース テストもスキップします。 |
databasedumpfile | [データベース ダンプ ファイルへのパス] | パス データベース バックアップ ダンプ ファイルを設定します。 |
bundleinstall | dashboard,visualization | ダッシュボードとビジュアライゼーションのバンドルを含めます。 |
例1: Qlik Sense のインストール方法
Qlik_Sense_setup.exe -s spc="\\configpath\spc.cfg" userwithdomain=mydomain\myUser userpassword=myPassword dbpassword=mydbpassword accepteula=1
例2: インストール ファイルとログ ファイルを別の場所にリダイレクトしながら、Qlik Sense をインストールします。
Qlik_Sense_setup.exe -s -l "c:\mylogpath" spc="\\configpath\spc.cfg" installdir="c:\mycustompath" userwithdomain=mydomain\myUser userpassword=myPassword dbpassword=mydbpassword
共有持続性構成ファイルの構文
sharedpersistenceconfig 引数を使用して共有持続性ストレージ モデルを構成し、インストールで使用する設定が含まれる構成ファイルを参照します。
Qlik_Sense_setup.exe -s spc="\\configpath\spc.cfg" userwithdomain=domain\yourserviceuser userpassword=yourserviceuserpassword dbpassword=yoursuperuserpassword accepteula=1
この設定ファイルは XML 形式です。ここで説明する例に従ってファイルを作成する必要があります。
<?xml version="1.0"?>
<SharedPersistenceConfiguration xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
<DbUserName>username</DbUserName>
<DbUserPassword>password</DbUserPassword>
<DbHost>IP or Hostname</DbHost>
<DbPort>4432</DbPort>
<RootDir>\\server\share</RootDir>
<StaticContentRootDir>\\server\share\StaticContent</StaticContentRootDir>
<ArchivedLogsDir>\\server\share\ArchivedLogs</ArchivedLogsDir>
<AppsDir>\\server\share\Apps</AppsDir>
<CreateCluster>true</CreateCluster>
<InstallLocalDb>false</InstallLocalDb>
<ConfigureDbListener>true</ConfigureDbListener>
<ListenAddresses>*</ListenAddresses>
<IpRange>0.0.0.0/0,::/0</IpRange>
<MaxConnections>100</MaxConnections>
<!--<JoinCluster>true</JoinCluster>-->
<HttpPortNumber>80</HttpPortNumber>
<HttpsPortNumber>443</HttpsPortNumber>
<EnableHttpPort>false</EnableHttpPort>
<DbMaximumConnectionPoolSize>90</DbMaximumConnectionPoolSize>
</SharedPersistenceConfiguration>
構成ファイルの構文
設定 | 説明 |
---|---|
DbUserName | レポジトリ データベース ユーザーのユーザー名。 |
DbUserPassword | レポジトリ データベース ユーザーのパスワード。 |
DbHost | レポジトリ データベースを 実行しているマシンのホスト名。 |
DbPort | リポジトリ データベースと 通信するために使用されるポート。 |
RootDir | コンテンツ ストレージとして使用するファイル共有のルート ディレクトリ。コンテンツはこのフォルダーのサブ ディレクトリに保持することをお勧めしますが、これは StaticContentRootDir および ArchivedLogsDir の設定で変更することができます。 |
AppsDir | アプリを格納するディレクトリ。 |
StaticContentRootDir | サイトのすべての静的コンテンツのためのルート ディレクトリ。 |
ArchivedLogsDir | アーカイブされたログ ファイルを保存するディレクトリ。 |
CreateCluster
JoinCluster |
新しいクラスターを作成する場合は CreateCluster を true に設定し、既存のクラスターを結合する場合は JoinCluster を true に設定します。構成ファイルでは、これらの設定のいずれかのみを使用できます。もう一方の設定は、削除するか、または <!--<JoinCluster>true</JoinCluster>--> のようにコメント アウトする必要があります。 |
InstallLocalDb | 新しいクラスターの作成時に、ローカルの PostgreSQL データベースをノードにインストールする場合は、true に設定します。この設定は、CreateCluster 設定と併せて使用する場合にのみ使用可能です。 |
ConfigureDbListener |
Qlik Sense がインストールする PostgreSQL データベースを構成して、他のノードからのデータベース接続を待ち受けるようにする場合は、true に設定します。 ListenAddresses および IpRange の設定を行う必要があります。 |
ListenAddresses |
データベース サービスの待ち受けアドレス。 指定できるのは、コンマ区切りの IPv4 または IPv6 アドレスのリスト、「0.0.0.0」(すべての IPv4 アドレス用)、「 ::/0」(すべての IPv6 アドレス用)、「*」(すべてのアドレス用) です。 |
IpRange | サイト内のすべてのノードの IP アドレスを含むサブネット指定。アドレスごとにサフィックスとして /32 を使用し、各ノードに 1 行追加するか、または /24 などのサフィックスを使用してすべてのアドレスを含むサブネットを追加しても結構です。すべてのサーバーにリポジトリ データベースへのアクセスを許可するには、0.0.0.0/0 を使用します。複数の IP アドレスを入力する場合は、それぞれをカンマで区切って入力します。 範囲は IPv4 と IPv6 のどちらかにすることができます。 |
MaxConnections | データベースへの同時最大接続数を指定します。既定値は 100 です。マルチノードのサイトがある場合は、この値にクラスター内のノード数を乗じます。たとえば、<MaxConnections>100</MaxConnections> はシングル サーバー展開です。 |
HttpPortNumber | http を使用する場合の受け入れポート。Default port: 80。 |
HttpsPortNumber | https.Default port: 433 を使用する場合の受け入れポート。 |
EnableHttpPort | 既定では、https ポートが使用されます。http ポートを使用するには、EnableHttpPort を選択します。 |
DbMaximumConnectionPoolSize | リポジトリ データベースの最大接続プール サイズ。最小値: 90、最大値: 1000。 |
サポートが終了したコマンドライン引数
次のコマンド ライン引数はサポートが終了したため、使用を避けてください。
引数 | 目的 |
---|---|
rimnode | リポジトリの役割を決定します。 |
-rimnodetype (または -rnt) |
選択したリム ノード タイプに必要なすべての機能をインストールします。ノード タイプは以下のいずれかに指定できます。 Complete、Proxy、Engine、Scheduler |
SetupLocalLoggingDb | 集中ロギング |
QLogsWriterPassword | 集中ロギング |
QLogsReaderPassword | 集中ロギング |
QLogsHostname | 集中ロギング |
QLogsPort | 集中ロギング |