Qlik Sense Enterprise SaaS との Qlik ADS および HDS 通信用のプロキシの設定
Qlik Sense Enterprise on Windowsと Qlik Sense Enterprise SaaS 間の通信はプロキシを使用した処理が可能です。
Qlik Sense Enterprise on Windowsマルチノードの展開では、Qlik Sense Enterprise on Windows から Qlik Sense Enterprise SaaS にアプリを配布するためのサービス App Distribution Service(ADS)とHybrid Deployment Service(HDS)が各ノードにインストールされます。これらのサービスのステータスを管理するには、Windows マシンで実行中のサービスのリストにある、Qlik Sense Service Dispatcher を開始または停止します。
Qlik Sense May 2021 以降では、Qlik Sense Enterprise on Windows と Qlik Sense Enterprise SaaS 間の通信を、プロキシによって処理されるように構成できます。
Qlik Sense Enterprise on Windows では、ADS と HDS のプロキシの構成は、コマンド ライン パラメータを使用して行います。HTTP スキーマのみ対応しています。
次の手順を実行します。
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ADS および HDS の実行を処理する Qlik Sense Service Dispatcher を停止します。
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デフォルトで次の場所にある appsettings.json ファイルに移動します:
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次のセクションを探します:
ADS の場合:QRS、Elastic、Engine、TempContent、HDS
HDS の場合:QRS、TokenRequest、Elastic
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必要に応じて、次のコードを追加または編集します:
"Proxy": { "Server": "http://myproxy.example.com ", "Port": 8888, "UserId": "", "EncryptedPassword": "" }
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管理者は、Qlik Sense がインストールされているマシンで C:\Program Files\Qlik\Sense\Licenses\Encrypt-Password.ps1 を使用してパスワード文字列を暗号化することにより、「EncryptedPassword」を入力する必要があります。
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管理者がプレーン テキストのパスワードを入力する場合は、キーを「EncryptedPassword」から「Password」に変更する必要があります。
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appsettings.json ファイルを保存して閉じます。
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Qlik Sense Service Dispatcher を再起動します。
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マルチノード インストールがある場合は、インストール内のすべてのノードに以上のステップを繰り返し実行します。
%Program Files%\Qlik\Sense\AppDistributionService\appsettings.json
%Program Files%\Qlik\Sense\HybridDeploymentService\appsettings.json
ここで、「http://myproxy.example.com」は会社のプロキシのアドレスであり、「8888」はプロキシが使用するポートです。