Data Shaping Selector Languageを使う
Data Shaping Selector LanguageはData Shaping Languageのサブセットで、階層フィールドでネスト化されたデータを選択するために使われます。
Data Shaping Selector Languageは、Talend CloudアプリケーションのHTTPClientコネクターとTalend StudioのtHTTPClientコンポーネントで使われます。
Data Shaping Selector LanguageはAvPath構文に基づいており、簡潔なクエリーである「セレクター」を書くことができます。このセレクターは後で評価のためData Shaping Languageクエリーに変換されます。
たとえば、.customer{.rating > 700}.nameは次のクエリーと同等となります。
FROM customer
WHERE rating > 700
SELECT name
情報メモ重要: Data Shaping Selector LanguageはData Shaping Query Languageでは使用できません。
コアコンセプト
- セレクター: セレクターとは、ネスト化されたデータにある特定フィールドに到達するためのステップのシーケンスです。各ステップは少なくともロケーションステップを含んでいる必要があります。また、述語をいくつでも含むことができます。
- ロケーションステップ: ロケーションステップは、現在のコンテキストにあるフィールドを見つけるために使われます。ドットで始まり、単独で使ってコンテキスト全体を参照することも、フィールド名を続けることも可能です。例: .customer
- 述語: 述語を使えば、ロケーションステップで選択されたデータをフィルタリングできます。述語には次の2つのタイプがあります。