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データベース接続を移行

このタスクについて

Metadataフォルダーでデータベース接続を設定してジョブで再利用した後、データベースの種類を変更したい場合、Metadataフォルダーにターゲット接続も設定されていれば、ソースデータベース接続をターゲット接続に移行できます。
情報メモ注: この機能はデータ統合ジョブにのみ適用されます。HBase、Hive、Impala、Iceberg、MapR-DBの各データベースタイプは移行できません。Snowflakeデータベースは8.0 R2024-10からサポートされる予定です。

手順

  1. [Repository] (リポジトリー)ツリービューで[Metadata] (メタデータ) > [Db Connections] (データベース接続)を展開し、移行するデータベース接続を右クリックして、コンテキストメニューから[Migrate Db connection to...] (データベース接続の移行先...)を選択します。
    [Migrate Db connection to...] (データベース接続の移行先...)コンテキストメニュー。
  2. データベース接続ウィザードが開きます。
    [Database connection migration - Step 1/4] (データベース接続の移行 - ステップ1/4)ダイアログボックス。
    ウィザードのSourceカラムに、ソース接続とそこから取得されたスキーマが、再利用されるジョブ数と共に表示されます。Targetカラムで、移行したいデータベース接続を選択します。ソース接続に存在するスキーマのうち、ターゲット接続に同じ名前(大文字と小文字は区別されません)で存在するスキーマには、OK アイコンが表示されます。[Next] (次へ)をクリックし、次のステップに進みます。
  3. ソース接続を使用するクローズ状態のジョブがすべてウィザードに表示されます。
    [Database connection migration - Step 2/4] (データベース接続の移行 - ステップ2/4)ダイアログボックス。
    以下の条件を満たす場合、データベースコンポーネントは移行可能です:
    • このコンポーネントは、リポジトリーのデータベース接続を再利用します。コンポーネントの[Property Type] (プロパティタイプ)[Built-In] (組み込み)に設定されている場合、コンポーネントは検出されず、したがって変更されません。
    • コンポーネントで再利用されるスキーマが、同じ名前でターゲット接続に存在します(大文字と小文字は区別されません)。
    • このコンポーネントは、ターゲットデータベースに同等のものがあります。
    • サブジョブの最後のMapコンポーネントがリポジトリー接続を使用する場合、ELTコンポーネントは移行可能です。最後のMapコンポーネントのプロパティタイプが[Built-In] (組み込み)に設定されている場合、サブジョブにあるどのELTコンポーネントも検出されなくなります。
      情報メモ注: ELT UniteMapのケースでは、OracleデータベースとTeradataデータベース間の移行のみサポートされています。

    各コンポーネントには、移行可能かどうかを示すため、OKアイコンまたは[Warning] (警告)アイコンが付きます。コンポーネントが移行可能であり、移行元の接続でスキーマを再利用する場合は、コンポーネント名の後にスキーマ名が表示されます。コンポーネントが移行不可能な場合は、その理由が強調表示されます。ジョブは、そのジョブ内で検出されたコンポーネントがすべて移行可能である場合のみ移行できます。

    コンポーネントがソース接続でスキーマを再利用し、テーブル名がスキーマ名と同じであれば、テーブル名は移行後にターゲット接続でスキーマ名に変更されます。たとえば、ソース接続にあるtable_1はターゲット接続にあるTABLE_1と一致します。コンポーネントがこのスキーマを再利用し、そのテーブル名もtable_1である場合、移行後にテーブル名はTABLE_1に変更されます。Talend Studioは、ターゲットテーブルのカラムを検証しません。
    コンポーネントがソース接続を使用しているものの、この接続のスキーマは使用していない場合、このコンポーネントはターゲット接続に移行されますが、スキーマとテーブル名は変更されません。
    たとえばMySQLデータベース接続からOracleに移行する場合:
    ソース接続 ターゲット接続
    名前 スキーマ 名前 スキーマ
    source_conn (MySQL) table_1 target_conn (Oracle) TABLE_1
    table_2 TABLE_2
    table_3 TABLE_3
    table_4  
    次のテーブルは、移行可能なジョブ/コンポーネントと移行不可能なジョブ/コンポーネント、移行前後のスキーマタイプとテーブル名を示したものです。
    移行のケース 移行前 コンポーネントが移行可能 ジョブが移行可能 移行後
    ジョブ コンポーネント プロパティタイプ スキーマタイプ テーブル名     コンポーネント プロパティタイプ スキーマタイプ テーブル名
    Job1 tMysqlInput source_conn source_conn-table_1 table_1 あり あり tOracleInput target_conn target_conn-TABLE_1 TABLE_1
    tMysqlOutput source_conn source_conn-table_2 table_2 あり tOracleOutput target_conn target_conn-TABLE_2 TABLE_2
    tMysqlBulkExe source_conn source_conn-table_3 table_3 あり tOracleBulkExe target_conn target_conn-TABLE_3 TABLE_3
    tMysqlOutputBulkExe source_conn source_conn-table_3 table_X あり tOracleOutputBulkExe target_conn target_conn-TABLE_3 table_X
    tMysqlSP source_conn built-in/generic table_Y あり tOracleSP target_conn built-in/generic table_Y
    tMysqlValidRow 組み込み built-in/generic table_Z 該当せず tMysqlValidRow 組み込み built-in/generic table_Z
    tMysqlInput 組み込み 組み込み table_A 該当せず tMysqlInput 組み込み 組み込み table_A
    tMysqlInput 組み込み source_conn-table_3 table_3 該当せず tMysqlInput 組み込み source_conn-table_3 table_3
    Job2 tMysqlInput source_conn source_conn-table_1 table_1 あり なし        
    tMysqlOutput source_conn source_conn-table_4 table_4 なし        
    tMysqlTableList source_conn     あり        
    tMysqlColumnList source_conn     なし        
    Job3 tELTMysqlInput   source_conn-table_1 table_1 あり あり tELTOracleInput   target_conn-TABLE_1 TABLE_1
    tELTMysqlMap_1       あり tELTOracleMap      
    tELTMysqlMap_2 source_conn     あり tELTOracleMap target_conn    
    tELTMysqlOutput   built-in/generic table_X あり tELTOracleOutput   built-in/generic table_X
    CDCのユースケースの場合、あるデータベースから別のデータベースに移行するためには、ソースデータウェアハウスへの接続とCDC専用データベースへの接続の両方で、リポジトリーにターゲット接続を設定しておく必要があります。移行はCDC専用のデータベース接続からトリガーされることが必要です。
    検索フィールドを使ってジョブをフィルタリングしたり、ドロップダウンリストから選択したりすることで、移行可能なジョブと移行不可能なジョブをすべて表示できます。[Next] (次へ)をクリックし、次のステップに進みます。
  4. 移行可能なジョブの概要はウィザードに表示されます。[Apply] (適用)をクリックして移行を行います。
    [Database connection migration - Step 3/4] (データベース接続の移行 - ステップ3/4)ダイアログボックス。
  5. 移行レポートページが表示されます。[Check the reoprt] (レポートをチェック)リンクをクリックしてレポートを開くか、[Browse] (参照)ボタンをクリックし、レポートが保存されている<Studio_Home>\workspace\report\massUpdateディレクトリーに移動します。
    [Database connection migration - Step 4/4] (データベース接続の移行 - ステップ4/4)ダイアログボックス。
    移行レポートはCSV形式で、移行されたジョブに関する次の情報が含まれています:
    データベース接続の移行のレポート。

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