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特定のエンティティでのマスターデータレコードの検索

始める前に

  • MDMサーバーが起動済みであること。

  • 適切なユーザー認証とアクセス権でロールが割り当てられていること。

  • 管理するマスターデータレコードおよびステージングデータレコードを保持するデータコンテナーと、データの検証を行うための対応データモデルが選択されているはずです。

  • Talend Studioでは、少なくとも1つのビューが作成されているはずです。詳細は、『Talend Studioユーザーガイド』を参照してください。

    情報メモ注:

    Talend Studioでビジネスエンティティ用にスマートビューが作成済みである場合、[Master Data Browser] (マスターデータブラウザー)ページおよび[Staging Data Browser] (ステージングデータブラウザー)ページ[Master Data Browser] (マスターデータブラウザー)ページがこのカスタマイズビューで開きます。通常の生成されたビューでは開きません。

    スマートビューの詳細は、『Talend Studio User Guide』を参照してください。

手順

  1. [Welcome] (ウェルカム)ページで[Master Data Browser] (マスターデータブラウザー)をクリックするか、または[Menu] (メニュー)ペインで[Browse] (参照)をクリックし、[Master Data Browser] (マスターデータブラウザー)を選択します。
    [Master Data Browser] (マスターデータブラウザー)ページが表示されます。

  2. エンティティフィールドで矢印をクリックし、リストから目的のエンティティを選択します。
    エンティティを選択するとすぐに、レコードの最初のページが返されます。
  3. 必要に応じて、検索条件を定義して結果を限定します。
    情報メモ注: 検索条件がブックマーク済みの場合は、右側のリストからをクリックし、検索ブックマークを選択し、[Search] (検索)をクリックします。

    たとえば、価格が30に等しいすべてのマスターデータレコード用にProductエンティティを検索することを考えてみます。

    最初のフィールドにエンティティ名を設定した後で、2番目のフィールドの矢印をクリックし、Priceを選択します。

    すぐ右にあるドロップダウンリストで矢印をクリックし、検索オプション(このサンプルではis equal toをクリックします。

    次のフィールドに30と入力します。

    [Search] (検索)をクリックすると、価格が30に等しいすべての製品が表示されます。

    リストの最初のレコードが自動的に選択され、外部キー(もしあれば)によってこのエンティティとリンクされているエンティティの詳細を含め、その詳細が右パネルに表示されます。

    検索条件を定義する時は以下の点に留意してください。

    • 使用できる検索条件は、エンティティのビューを作成する時にTalend Studioで設定したパラメーターに応じて異なります。詳細は、Talend Studioユーザーガイドを参照してください。

    • SQLデータベースを使用している場合は、フルテキストのクエリーを他の検索条件と組み合わせることができません。

    • マスターデータベースでの検索では、フルテキスト検索と標準SQL検索の両方がサポートされてします。

    • フルテキスト検索では、コンポジットキーのあるエンティティはサポートされていません。

    • 検索するフィールドのタイプによっては、特定の演算子しか適用されません。たとえばフィールドが日付の場合に使用できる演算子は、equalsis afteris beforeのみです。

    • フィールドが複合型の場合に使用できる演算子はwhole content containsのみで、検索は複合型フィールドによって定義されたすべてのフィールドで行われます。
    • フィールドがコンポジットキーまたは数値タイプの外部キーである場合に使用できる演算子は、is equal tois empty or nullのみです。提案ボックスフィールドに検索キーワードを指定すると、外部キーの情報に基づいて入力と一致する値の提案リストが表示されます。
    • フィールドが文字列型の外部キーである場合に使用できる演算子は、contains the word(s)contains the sentenceceis equal tois not equal tostarts withis empty or nullの6つです。
    • フィールドが外部キーの場合は、検索フィールドの横に表示される[Select the relationship] (関係の選択)ボタンで検索キーワードを指定できます。ポップアップする[Select the related record] (関連するレコードを選択)ダイアログボックスで外部キーの値を選択してください。
    • is not equal toという演算子では、複数出現フィールドも複合型フィールドもサポートされていません。

    • フィールドが多言語フィールドである場合は、検索キーワードに必ず少なくとも3文字を使用してください。

    使用できる演算子は次のとおりです。

    演算子

    使用方法

    contains the word(s) 1

    入力された値で始まる単語が含まれている結果を返します。フルテキスト検索では、@、#、$などの特殊文字はサポートされていません。

    contains the sentence 1

    入力したセンテンスが含まれている結果を返します。

    is equal to

    入力した値に一致する結果を返します。

    情報メモ注: false 値を持つブール型フィールドを検索すると、false値とnull値を含むデータレコードが返されます。

    is not equal to

    null値と入力した値以外の値の結果を返します。

    is greater than

    入力した数値よりも大きい結果を返します。数値フィールドにのみ適用されます。

    is greater or equals

    入力した数値以上の結果を返します。数値フィールドにのみ適用されます。

    is lower than

    入力した数値よりも小さい結果を返します。数値フィールドにのみ適用されます。

    is lower or equals

    入力した数値以下の結果を返します。数値フィールドにのみ適用されます。

    starts with

    入力した文字列で始まる結果を返します。

    whole content contains 1

    選択したコンポジットビューの表示可能なビジネスエレメントのデータから、プレーンテキスト検索の結果を返します。

    表示可能なビジネスエレメントは、Talend Studioのビューにある[Viewable Business Elements] (表示可能なビジネスエレメント)エリアで定義します。コンポジットビューと表示可能なビジネスエレメントについては、Talend Studioユーザーガイドを参照してください。

    情報メモ注: Lucene用語検索、フィールド検索、ワイルドカード検索がサポートされています。加えて、Luceneファジー検索もサポートされ、デフォルトで有効になっています。
    • 用語検索: 用語には単一用語とフレーズという2つのタイプがあります。
      • 単語検索:Docのように1つの単語を入力して検索します。Docという単語を含むすべてのデータレコードが返されます。
      • フレーズ検索:"Talend Doc"など二重引用符で囲まれた単語のグループを入力して検索すると、Talend Docというフレーズを含むすべてのデータレコードが返されます。
    • フィールド検索: フィールド名に続いてコロン、次に検索語を入力します。たとえばTeam:Docと入力すると、TeamフィールドにDocという語が含まれているデータレコードがすべて返されます。
    • ワイルドカード検索: 単一文字のワイルドカード?または複数文字のワイルドカード*を使用して検索します。
      • 単一文字のワイルドカード検索では、1つの文字が置換された状態で一致する語が検索されます。たとえば、te?tと入力すれば、testtextが検索されます。
      • 複数文字のワイルドカード検索では、ゼロ以上の文字数が検索対象となります。たとえば、検索語をdoc*とすると、docdocumentdocumentationなどが一致します。複数文字のワイルドカードを置く場所は、単語の前後に限定されません。たとえば、検索語をb*kとすると、bankbookblackなどが一致します。
    • あいまい検索: 1つの単語の語句の後にチルダ記号~を入力し、必要な類似性を指定できる省略可能なパラメーターを使用して検索できます。パラメーターの値は0および1で、パラメーターが指定されていない場合デフォルト値は0.5になります。たとえば、roam~0.4と入力すれば、roamsfoamなど、roamに似たスペルの単語が検索できます。

    この演算子が使用できるのは、[Select an entity ...] (エンティティの選択...)リストからコンポジットビューの名前を、[Select an entity ...] (エンティティの選択...)リストの横にあるリストからWhole contentをそれぞれ選択した場合にのみです。

    equals

    指定した日付に等しい日付の結果を返します。日付フィールドにのみ適用されます。

    is before

    指定した日付よりも前の日付の結果を返します。日付フィールドにのみ適用されます。

    is after

    指定した日付よりも後の日付の結果を返します。日付フィールドにのみ適用されます。

    is empty or null

    空のフィールドまたはnull値を返します。

    1. 標準SQL検索では統合フレーズとして一致する内容が検索されますが、フルテキスト検索では複数の単語を含むフレーズとして解釈され、いずれかの単語に一致するレコードが返されます。たとえば、検索コンテンツが「test first name」の場合、フルテキスト検索では「test」、「first」、および「name」という3つの独立した単語として扱われますが、標準SQL検索では「test first name」という1つのフレーズとして扱われます。
  4. 表示されたリストから任意のレコードをクリックして右パネルに詳細を開くか、またはレコードを右クリックして[Open Item In New Tab] (アイテムを新規タブで開く)を選択し、レコードをそれ自体のトップレベルのタブ内に開きます。
  5. 必要に応じて、ページ下部にある [Lines/page] (行数/ページ)ボックスに、表示するデータレコードの数を設定します。
    この数字は、リポジトリー(MDM Hub)でデータレコードの参照を試みるたびに保持されます。

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