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カスタムロールを定義

Availability-note非推奨

Talend Studioでは、管理者は必要に応じて複数のカスタムロールを作成し、異なるデータオブジェクトや関連項目に対して特定の権利や特権を付与できます。

管理者はまた、既存のカスタムロールの名前の変更、コピー、複製、プロパティ(機能、目的、バージョンなど)の編集、カスタムロールの特定のカテゴリーへの分類、選択したカスタムロールのエクスポート/インポートができます。

情報メモ注: MDMサーバーでは、デフォルトのシステムロールSystem_AdminSystem_Interactive、およびSystem_Webが用意されています。デフォルトのシステムロールは、[MDM Repository] (MDMリポジトリー)[Role] (ロール)ノードの下には表示されず、変更できません。

カスタムロールを作成すると、権限の付与された業務担当者は、Talend MDM Web UIでこのロールを任意のユーザーに割り当てることができます。詳細は、MDM Web UIにおけるユーザー管理をご覧ください。

情報メモ注: ロールを作成する場合、データモデルのビジネスエンティティや属性には、常にアクセス制御を定義する必要があります。これにより、このロールに関連付けられるビジネスエンティティや属性に対するアクセスタイプが設定されます。

始める前に

  • Talend StudioからMDMサーバーに接続されており、
  • カスタムロールを作成するための適切なユーザー権限が付与されているはずです。

このタスクについて

カスタムロールを作成するには、以下のようにします:

手順

  1. [MDM Repository] (MDM リポジトリー)ツリービューで、[Role] (ロール)ノードを展開します。すべてのカスタムロールカテゴリーとカスタムロールがその下に表示されます。
    MDMリポジトリーが開いている状態。
    情報メモ警告: カテゴリーの名前にsystemや一部を大文字または小文字にしたバリエーションは使えません。このルールに違反している場合、カテゴリーのインポートに失敗します。
  2. 新しいカスタムロールをカテゴリーに分類する場合は、[Role] (ロール)ノードまたはカテゴリーノードを右クリックして、コンテキストメニューから[New] (新規)を選択します。[New Role] (新規ロール)ダイアログボックスが表示されます。

    カスタムロールは作成後にカテゴリーにドラッグして、カテゴリーに分類することもできます。

  3. 新しいカスタムロールの名前を入力し、[Next] (次ヘ)をクリックしてダイアログボックスの[Role Type] (ロールタイプ)ビューを開きます。
    情報メモ警告:
    • カスタムロールの名前は大文字と小文字が区別されます。
    • カスタムロールの名前は大文字でも小文字でもsystem _で始めることはできず、administrationも使えません。このルールに違反している場合、カスタムロールのインポートに失敗します。
  4. 作成するロールタイプに応じて、使用可能な2つのオプションのいずれかを選択し、[Finish] (終了)をクリックします。
  5. [MDM Repository] (MDMリポジトリー)ツリービューの[Role] (ロール)ノードの下に表示される、新しく作成したロールをダブルクリックします。
    ワークスペースにエディターが開きます。
    ワークスペースで開かれている"Order_Admin 0.1"ロールのエディター。
  6. [Description] (説明)の横にある3点ボタンをクリックして、新規ロールに多言語ラベルを追加するダイアログボックスを開きます。
    [Set the Description of the Role] (ロールの詳細を設定)ダイアログボックス。
  7. 左側のリストから言語を選択し、右側のフィールドに対応するロールの説明を入力します。
    [Add] (追加)ボタンをクリックし、[Language/Label] (言語/ラベル)リストに説明を追加します。

    必要に応じて操作を繰り返しての説明を追加し、OKをクリックしてダイアログボックスを閉じます。

    定義されたすべてのロールの説明は、[Description] (説明)フィールドに表示されます。

  8. [Object Type] (オブジェクトタイプ)ボックスのリストで、ロールのアクセス権限を付与するデータオブジェクトタイプを選択します。
    このリストから[MDM Repository] (MDMリポジトリー)ツリービュー([View] (ビュー)[Menu] (メニュー)[Data Container] (データコンテナー)[Data Model] (データモデル)など)の任意のデータオブジェクトにアクセス権限を付与できます。
    情報メモ注: ビューにアクセス権限を与える場合、1つまたは複数の条件を使用してビューのフィルターを設定することもでき、異なるロールで同じビューに適用される異なるフィルターを組み合わせることができます。詳細は、Behaviors of filters using multiple conditions and predicates in Talend MDMをご覧ください。
  9. [Read and Write Permissions on Specific Instances] (特定インスタンスに対する読み取り書きアクセス権限)フィールドで、アクセス権限を付与するデータオブジェクトを選択します。
    情報メモ注: ここでは正規表現を使用できます。たとえば、新しいロールにすべてのビューへのアクセス権限を付与する場合は、フィールドに"Browse_items-.*"を入力します。
  10. 右側のフィールドで、新しいロールに付与するアクセス権限のタイプを選択します。デフォルトタイプは[Read Only] (読み取り専用)になります。
  11. [Add] (追加)ボタンをクリックし、エディターの下半分の表に項目を追加します。
  12. ツールバーの[Save] (保存)アイコンをクリックするか、キーボードのCtrl + Sを押して変更を保存します。

    新規作成されたカスタムロールは、[MDM Repository] (MDMリポジトリー)ツリービューの[Role] (ロール)ノードの下に表示されます。

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