Azure ADシングルサインオンの設定
手順
- AzureポータルのAzure Active Directoryにある[All applications] (すべてのアプリケーション)ビューに移動し、前にTalend Management Console用に作成したアプリケーションを選択します。
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[Single sign-on] (シングルサインオン)を選択します。
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[Select a single sign-on method] (シングルサインオン方法を選択)ダイアログボックスで、SAMLを選択します。
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[Set up Single Sign-On with SAML] (SAMLでシングルサインオンを設定)ページの[Basic SAML] (基本SAML)セクションで、[Edit] (編集)アイコンをクリックします。
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[Basic SAML Configuration] (SAMLの基本設定)セクションで[Identifier] (識別子)と[Reply URL] (返信URL)を指定し、[Identifier]チェックボックスの横にある[default] (デフォルト)チェックボックスをオンにして、Talend Cloud SSO URLをデフォルト値として設定します。
- [Identifier (Entity ID)] (識別子(エンティティID)): Talend Cloud SSO URLで、例:
- AWS: https://iam.us.cloud.talend.com/oidc/ssologin
- Azure: https://iam.us-west.cloud.talend.com/oidc/ssologin
Talend Management Consoleで複数のアカウント(複数のテナント)にSSOを設定する場合は、それぞれのアカウントIDを使い、各アカウント固有のエンティティIDを定義します。たとえば、AWS USリージョンのエンティティIDはhttps://iam.us.cloud.talend.com/oidc/ssologin/<your_account_ID>となります。各テナントのアカウントIDを使って個別にSSO設定を行うようにしてください。これにより、これらのテナントは単一のSSO認証システムに統合されます。情報メモ注: 上述のアカウントフェデレーションはSSO認証専用です。Talend Management Consoleのオブジェクト(環境やワークスペースなど)は各テナントに固有のままとなり、テナント間で共有することはできません。アカウントIDはTalend Management Consoleの[Subscription] (サブスクリプション)ページで確認できます。
- [Reply URL] (返信URL): Talend Cloud SSO URLで、例:
- AWS: https://iam.us.cloud.talend.com/oidc/ssologin
- Azure: https://iam.us-west.cloud.talend.com/oidc/ssologin
他のパラメーターは設定しないでください。
- [Identifier (Entity ID)] (識別子(エンティティID)): Talend Cloud SSO URLで、例:
- [Save] (保存)をクリックします。
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[User Attributes & Claims] (ユーザー属性と要求)を編集し、Talend Management Consoleで必要な属性を含めます。
Talend Management Consoleでは次の属性が必要です:
- emailaddress: user.mailを入力
- givenname: user.givennameを入力
- surname: user.surnameを入力
- TalendCloudDomainName (ドメイン名を"eval12345.talend.com"のように二重引用符で囲んで入力します)TalendCloudDomainName属性の値はお使いのTalend Cloudドメイン名となります:
- 既にTalend Cloudにログインしている場合は、Talend Management Consoleの[Subscription] (サブスクリプション)ページにある[Domain] (ドメイン)フィールドでドメイン名を検索します。
- それ以外の場合は、3つのオプションでドメインを検索できます。詳細は、Find domainsをご覧ください。
- middlename: user.middlenameと入力
- CustomerRoles: SSOプロバイダーとTalend Cloudの間でユーザー、グループ、ロールを同期させるためにSCIMプロビジョニングを設定する必要がある場合は、CustomerRoles属性を追加し、その値としてuser.assignedrolesと入力します。
- Azure ADでTalend Cloud用にこれらのロールを定義する方法は、https://learn.microsoft.com/en-us/azure/active-directory/develop/howto-add-app-roles-in-appsをご覧ください
- SCIMプロビジョニングの設定方法に関するステップバイステップのデモは、この例をご覧ください。
情報メモ注: 要求名はデフォルトではネームスペースURIと共に表示されますが、emailaddress、givenname、surnameの各フィールドでは空である必要ことが必要です。要求ごとにクリックし、[Namespace] (ネームスペース)フィールドをクリアします。
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[Set up Single Sign-On with SAML] (SAMLでシングルサインオンを設定)ページで[SAML Signing Certificate] (SAML署名証明書)セクションに移動し、[Federation Metadata XML] (フェデレーションメタデータXML)ファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたmetadata.xmlファイルはNameIDFormatを指定している必要があります。指定されていない場合は、このファイルの<IDPSSODescriptor>エリアに<NameIDFormat>urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress</NameIDFormat>という行を追加してください。
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[Login URL] (ログインURL)フィールドにあるURLをコピーします。
このURLは、SSOを有効にするため、Talend Management Consoleに入力する必要があります。