Talend Remote Engine R2023-10の新機能
Talend Remote Engine v2.13の一般利用が可能になり、Java 17のセキュリティが改善され、Javaの旧バージョンに対するサポート終了の懸念が緩和されました。
- Java 17の要件: 以前発表されたように、Java 17はTalend Remote Engine v2.13の起動に必須の要件です。
- ジョブやマイクロサービスの実行に関しては、デフォルトのJava 17バージョンを使用することも、古いJavaバージョンを選択することもできます。
- デフォルトのJava 17バージョンを使ってジョブやマイクロサービスを実行する場合は、Java 17との互換性を確保できるよう、add-opensオプションでビルドしてください。このオプションによってJava 17との互換性のために必要なパッケージが開き、Talend Remote Engine v2.13でジョブやマイクロサービスを直接実行できるようになります。
このadd-opensオプションの使用方法とその制限については、Talend StudioでJavaを設定をご覧ください。
- 古いJavaバージョン(Java 8や11など)で構築された既存のジョブやマイクロサービスがあるものの、add-opensオプションでそれらを再構築する準備ができていない場合は、Java 8や11バージョンのJVMインスタンスを設定し、特定の実行のためにそれらのインスタンスを使用するようTalend Remote Engine v2.13を設定することもできます。こうすることで、ジョブやマイクロサービスを再ビルドする必要がなくなります。アーティファクトの一部を実行するために特定のJavaバージョンを使用する方法の詳細は、ジョブまたはマイクロサービスを実行するJavaバージョンを指定をご覧ください。
- デフォルトのJava 17バージョンを使ってジョブやマイクロサービスを実行する場合は、Java 17との互換性を確保できるよう、add-opensオプションでビルドしてください。このオプションによってJava 17との互換性のために必要なパッケージが開き、Talend Remote Engine v2.13でジョブやマイクロサービスを直接実行できるようになります。
Talend Remote Engineと共に Talend Runtimeを使用している場合、 Talend RuntimeとTalend Remote Engine v2.13の互換性の詳細は、このサポートステートメントページをご覧ください。
Talend Remote Engine v2.12はR2024-10までの12か月間サポートされ、18か月後のR2025-04でサポートが終了します。この段階的なアプローチにより、無理なくご自分のペースでJava 17に移行できるようになります。
Talend Remote Engineの開始にあたっては、Talend Remote Engineユーザーガイドをご覧ください。