共有スペースで作業する
共有スペースは、共同でアプリを開発し、アプリへのアクセスを制御するために使用するクラウド ハブのセクションのひとつです。共有スペースは、[Explore] のスペース ドロップダウンを使用することで見つけることができます。
Professionalライセンスを所有しているユーザーは誰でもスペースを作成できます。この動作は、Management Console の設定により制御されます。テナント管理者は、この既定の設定を Management Console でオフにできます。[設定] > [資格] へ移動し、[Professional の資格は共有スペースを作成できます] オプションを無効にします。テナント管理者がこの機能をオフにすると、共有スペースを作成できるのは [TenantAdmin] または [SharedSpaceCreator] の役割を持つユーザーに限られます。
メンバーが共有スペースに追加されると、そのメンバーには権限が付与されます。権限は、共有スペース内でメンバーが実施可能となる内容を定義しています。共有スペースには 4 つの権限があります。
- 所有者: 所有者は、スペースとそこに所属するメンバーを管理できるだけでなく、スペースにコンテンツを作成することができる最初の管理人です。
- 管理者: スペースとそこに所属するメンバーを管理できるだけでなく、スペースにコンテンツを作成することができます。
- 編集可能: アプリのコンテンツを追加、編集できます。スペースとそのメンバーシップを管理することはできません。
- 閲覧可能: スペースでアプリを表示することはできますが、コンテンツの作成やスペースの管理はできません。
メンバーの権限を変更して、スペース内で別の役割を割り当てることや、スペースからメンバーを削除することもできます。共有スペースでの権限管理については、「共有スペースでの権限の管理」をご参照ください。
共有スペース内で直接新しいアプリを作成できます。また、自身の個人スペースから共有スペースにアプリを移動することで、他のメンバーがそのアプリを利用することもできます。スペース内のユーザーとのコラボレーションに関する詳細は、「共有スペースでのアプリの使用」をご参照ください。
共有スペースを作成する
スペースの所有者とは、そのスペースを作成したユーザーです。クラウド ハブでは、スペースの所有者を変更することはできません。スペースの所有者は Management Console で変更できます。
スペースの名前はクラウド ハブ内で一意である必要があります。
次の手順を実行します。
-
スペースのドロップダウンをクリックして、[スペースを追加] を選択します。
または、[新規追加] をクリックして、[スペースを作成] を選択します。
- スペースの名前とスペースの説明を入力します。
- [作成] をクリックします。
共有スペースへのメンバーの追加
メンバーは、所有者または [] [管理者] 権限を持つメンバーによってスペースに追加可能です。テナント管理者がグループを有効にしている場合は、メンバーのグループを自分のスペースに追加することもできます。
スペース内でメンバーが個人権限およびグループ権限を持つ場合は、最も高い権限レベルが適用されます。
次の手順を実行します。
-
スペース内で、
をクリックし、[メンバーを管理] をクリックします。
- メンバーの名前を検索して、スペースに追加するメンバーを選択します。
- メンバーに許可する権限を選択して、[メンバーの追加] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
共有スペースの名前と説明を編集する
スペースの名前と説明を変更できます。
次の手順を実行します。
-
スペース内で、
をクリックし、[スペースの編集] をクリックします。
- 名前と説明を変更して、[保存] をクリックします。
共有スペースを削除する
スペースを削除できます。スペースを削除できるのは、所有者または [] [管理者] 権限を持つユーザーのみです。
-
スペース内で、
をクリックし、[スペースの編集] をクリックします。
- [削除] をクリックします。
- [削除] をクリックします。
共有スペースを利用したアプリの開発と共有
様々な方法でアプリを共同開発してクラウド ハブの他のメンバーと共有することができます。共有スペースを使用するためのワークフローのサンプルは次のとおりです。
- アプリを作成する
個人スペースにアプリを作成します。データ ソースを追加してデータ モデルを作成した後、アプリのスケジュール済みのロードを作成します。
アプリの作成者は、アプリ内のデータを唯一管理できるユーザーなので、アプリを他のユーザーと共同開発する前に、データ モデルを完成させる必要があります。
- 共有スペースを作成する
アプリを共同開発するため、クラウド ハブに共有スペースを追加します。
- アプリをスペースに移動します
アプリを共同で作業する準備が整った後、アプリを共有スペースに移動します。
- スペースにユーザーを追加します
自身のスペースに共同編集者を追加して、[編集可能] 権限を付与します。共同制作者はProfessionalのライセンスを所有している必要があります。
- スペース内で、共同でアプリを開発する
すべての [編集可能] 権限を持つユーザーは、シート、ストーリー、およびブックマークをアプリに追加可能です。アプリで公開するまでは、コンテンツは非公開です。
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アプリのターゲット オーディエンスをスペースに追加する
アプリがターゲット オーディエンスに対応可能になると、それを自身のスペースに追加できます。
単にこのスペースを開発に使用している場合は、アプリのオーディエンスがアクセスできる別のスペースにアプリを移動できます。あるいは、アプリを自身の個人スペースに移動し、そこから特定のユーザーとアプリを共有することも可能です。
- アプリを更新する
アプリのオーディエンスからフィードバックを受け取ることがあります。スペース内のアプリは、アプリ内のデータ モデルまたはコンテンツへ変更することで、いつでも更新できます。
- 共有スペースからアプリを削除する
アプリが不要になった場合、クラウド ハブから削除することができます。
- スペースを削除する
スペースが不要になった場合、クラウド ハブから削除することができます。