Talend Data Qualityデータマートのデータベース権限
Talend Installerを使用してTalend Data Qualityをインストールする場合、分析結果を保存する特定のデータベースを選択できます。サポートされているデータベースのいずれかにユーザーが分析結果を書き込むことができるようにするには、特定のシステム権限を付与する必要があります。
サポートされるデータベースの詳細は、互換性があるデータベースをご覧ください。
情報メモDeprecated: Talend Studio 8.0 R2024-05以降、Talend Installerを使ったTalend Data Quality データマートのインストールは非推奨となりました。
データマートの設定は、引き続きTalend Studioで行うことができます。詳細は、レポートデータベースを管理セクションをご覧ください。
前提条件
分析結果の保存でMySQL、PostgreSQL、SQLサーバーデータベースを使うよう選択した場合、データベースはTalend Installerによって自動的に作成されます。ただし、Oracleデータベースを使うよう選択した場合は、Talend InstallerでTalend Data Qualityデータマートをインストールする前にデータベースとスキーマを作成する必要があります。
解析結果を保存するデータベースを定義する場合は、以下の操作が必要です。
- Talend Data Qualityデータマートのユーザーにさまざまなデータベース上で適切な権限が付与されていることを確認する
- PostgreSQLデータベースの場合、Talend Data QualityデータマートをPostgreSQLサーバーにインストールするコンピューターのIPを追加する
MySQLの権限
レポートデータマート接続を設定する時に定義したユーザーには特定の権限が必要です。GRANTコマンドを使って、少なくとも以下のシステム権限を付与します:
- Select
- Insert
- Update
- Create
- Drop
- Index
- Alter
- Create View
SQLステートメントの例:
GRANT <privilege> ON`<database_name>`.* TO
<user_name>@'%'
Oracleの権限
レポートデータマート接続を設定する時に定義したユーザーには、DBAロールか、CONNECTロールとRESOURCEロールの組み合わせのいずれかが必要です。grant コマンドを使ってユーザーに次のシステム権限を与えます。
ユーザー自身のスキーマにデータマートを作成する時に必要となる権限は次のとおりです。
- create sequence
- create session
- create alter session
- create table
- create view
SQLステートメントの例:
GRANT create session to <user>
現在のユーザーが所有していないスキーマにデータマートを作成する時に必要となる権限は次のとおりです。
- alter any table
- comment any table
- create any index
- create any sequence
- create any table
- create any view
- create session
- insert any table
- select any sequence
- select any table
- update any table
SQLステートメントの例:
GRANT alter any table to <user_name>