データ統合 での影響分析の分析

影響分析は、データ タスク、データセット、または項目の依存関係の将来的なダウンストリーム ビューを示します。変更によって直接的または間接的に影響を受けるデータセット、データ タスク、アプリ、その他のリソースについて回答します。また、変更によって影響を受ける特定の項目にドリルダウンすることもできます。

Qlik Cloud は、特定のオブジェクトの直接的および間接的な依存関係をインタラクティブに調べられる、ダウンストリームへの影響を集約した概要を提供します。

ダウンストリームの系列は、データまたはアプリケーションの変更により影響を受けるオブジェクトを分析するため、影響分析と呼ばれます。これらのオブジェクトはベース ノードに依存します。Qlik Cloudは、概要ビューで、依存オブジェクトの種類別の情報と計測を提供します。

影響分析は、ダウンストリームへの影響を集約した概要を提供し、次のような洞察を提供します。

• この項目の変更により影響を受けるのはどのオブジェクト タイプですか。
• 種類別の直接依存関係と関節依存関係の数は何でしょうか。
• 変更を加えた場合に影響を受ける項目の所有者は誰でしょうか。

入力、変換、データの由来やデータに作用した操作を説明できるその他の履歴情報などアップストリームの系列の詳細を表示するには、その系列を表示します。「データ統合 の系列を分析する」を参照してください。

データに基づく分析アプリがある場合は、影響分析にも表示されます。詳細については、「アプリ、スクリプト、データセットの影響分析の分析」を参照してください。

影響分析の概要ビュー

影響分析にアクセスするには、次のコンテキスト メニュー で [影響分析] を選択します。

• データ プロジェクトのデータ タスク。これらは、概要ビューでデータ アセットとしてラベル付けされます。

• データ タスクのデータセット。

• データセットの項目。

概要ビューでは、[直接的な依存関係のみを表示する] を選択することで、直接的な依存関係のみをフィルタリングできます。

• 直接的な依存関係の例としては、ストレージ タスク lineage1_Storage1 によって消費されるランディング データ タスク lineage1__Landing1 があります。この場合、lineage1_Storage1 は lineage1__Landing1 に直接的に依存します。

• 間接的な依存関係の例としては、変換データ タスク lineage1_Transform が、lineage1__Landing1 に基づいて、前述の lineage1_Storage1 を消費する場合があります。この場合、lineage1_Transform は lineage1__Landing1 の間接的な依存関係になります。

分析中のベース ノードは青色で囲まれています。依存関係は、左側の概要に種類別の計測と共に一覧表示されます。フォーカスされており、メイン グリッドに一覧表示されている場合、その種類は緑色の四角で囲まれます。依存関係の種類には、データ タスク、データセット、項目、分析アプリなどがあります。その種類で一覧表示された依存オブジェクトは、メイン グリッドに一覧表示されます。行を選択し、これらのオブジェクトにドリル インします。たとえば、データ タスクはデータセットにドリルダウンしてから、項目レベルにドリル ダウンします。

演算

フォーカスされている依存オブジェクトの行でを選択し、以下の方法でメニューにアクセスします:

• 詳細 (ノードの詳細 をご覧ください)

• 影響分析 (新しいベース ノード)

• 系列 (そのオブジェクトに対する)

• データ プロジェクトを開いてデータ プロジェクトに戻ります。

• データ タスクを開いてデータ タスクに戻ります。

権限

影響分析を表示するには、データ プロジェクトのデータ スペースでタスクを表示する権限が必要です。つまり、次のいずれかのロールが必要となります。

• 所有者

• 表示可能

• 操作可能

• 編集可能