# 標準Gitストレージモードを有効化

Talend StudioでのGitストレージメカニズムは、複数のワーキングツリーを使ってカスタマイズおよび実装されています。カスタマイズされたこのGitストレージモードでは以下のようになります。

* リポジトリーにある各ブランチは、リポジトリーフォルダー(&lt;studio-workspace&gt;\.repositories\&lt;repo-hashcode&gt;)内にある別のフォルダーにチェックアウトされます 。
* GitツールでGitコマンドを使ってリポジトリーとプロジェクトを管理することはサポートされていません。Talend StudioにはGit機能の一部しか実装されていないため、一部のGit操作(Gitフェッチなど)をプロジェクトで実行することはできません。

Talendが提供する8.0 R2022-11以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みであれば、新たに導入する標準のGitストレージに基づいたGitストレージモードによって、お使いのリポジトリーやプロジェクトのGitオブジェクトを保存する方法が改善されます。Talend Studioマンスリーアップデートをインストールすると、Gitストレージモードの通知ダイアログボックスが右下にポッポップアップで表示されます。また、Talend Studioの[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスに追加された[Enable standard Git storage mode] (標準Gitストレージモードを有効化)という新しいオプションと-Dgit.mode.standardという新しいパラメーターによって、標準Gitストレージモードを有効化できるようになっています。

情報メモ注: 標準Gitストレージモードは一般公開(GA)リリースで利用できます。カスタマイズされたGitストレージモードは8.0 R2023-04より非推奨となっています。

カスタマイズされたGitストレージモードとの比較で、標準Gitストレージモードが持つ最も重要な利点は次のとおりです。

* ローカルリポジトリーを初期化した後の作業ツリーは1つだけであり、リポジトリーフォルダー(&lt;studio-workspace&gt;\&lt;repo-name&gt;-&lt;repo-hashcode&gt;)内でチェックアウトされるブランチは毎回1つだけなので、ディスクスペースを節約できます。
* これによって、GitツールのGitコマンドを使ってリポジトリーやプロジェクトをさらにパワフルに管理できるようになります。なお、GitツールでGitコマンドを実行する場合は、必ずTalend Studioを終了してください。

次の図は、カスタマイズされたGitストレージモードと標準Gitストレージモードを比較し、ローカルリポジトリー内にGitオブジェクトが保存される方法の違いを示しています。

![カスタマイズされたストレージの場合、ローカルリポジトリーフォルダーにはGitメタデータフォルダー、複数の作業ツリー、複数のブランチが含まれます。標準のストレージの場合、ローカルリポジトリーフォルダーにはGitメタデータフォルダー、作業ツリーが1つ、ブランチ1つが含まれます。](https://help.qlik.com/talend/ja-JP/studio-user-guide/Resources/images/studio-git-storage-mode-difference.png)

標準Gitストレージモードを有効にする前に、以下の点に注意してください。

* Talendが提供する8.0 R2023-04以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合、新しいワークスペースでは標準Gitストレージモードがデフォルトで有効になります。

* 無効なプロジェクト参照がある場合は、標準Gitストレージモードを有効にする前に、必要に応じてそのような参照を修正する必要があります。詳細は、[標準Gitストレージモードで無効な参照プロジェクトを修正](https://help.qlik.com/talend/ja-JP/studio-user-guide/8.0-R2024-04-and-earlier/fixing-invalid-project-references-for-standard-git-storage-mode "標準Gitストレージモードでは、同じGitリポジトリーに参照プロジェクトがある場合、メインプロジェクトとその参照プロジェクトが同じブランチに存在することが必要です。そうでなければ、プロジェクトの参照が失われないよう、標準Gitストレージモードを有効にする前にメインプロジェクトや各参照プロジェクトを手動で移動して別々のリポジトリーに置くか、同じリポジトリーの同じブランチに置くようにする必要があります。")をご覧ください。

* 標準Gitストレージモードを有効にする前に、変更点をすべてコミットする必要があります。そうしなければ、標準Gitストレージモードを有効にしてTalend Studioを再起動した後に別のブランチに切り替えた場合に変更が失われてしまいます。

* Talend Studioの[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスの[Enable the standard Git storage mode] (標準Gitストレージモードを有効化)オプションは、現在のワークスペースにあるすべてのリポジトリーに適用されます。すべてのワークスペースで標準Gitストレージモードを有効にしたい場合は、オペレーティングシステムに応じて、Talend Studioインストールディレクトリーの下にある.iniファイルで-Dgit.mode.standardパラメーターをtrueに設定します。

* リポジトリーがチェックアウトされていない場合は、標準Gitストレージモードが有効になると、リポジトリーにあるGitオブジェクトはチェックアウト後に標準Gitストレージモード用のリポジトリーフォルダー(&lt;studio-workspace&gt;\&lt;repo-name&gt;-&lt;repo-hashcode&gt;)内に保存されるようになります。

* リポジトリーが既にチェックアウトされている場合は、標準Gitストレージモードが有効になると、ローカルリポジトリーはプロジェクトのログオン時に自動的に移行されます。リポジトリーフォルダー(&lt;studio-workspace&gt;\.repositories\&lt;repo-hashcode&gt;)内のGitオブジェクトは保持され、標準Gitストレージモード用のGitオブジェクトは別のリポジトリーフォルダー(&lt;studio-workspace&gt;\&lt;repo-name&gt;-&lt;repo-hashcode&gt;)内に保存されます。

  または、新しいワークスペースに切り替えて標準Gitストレージモードを有効にし、標準Gitストレージモード用のリポジトリーフォルダー内のリポジトリーにあるGitオブジェクトを直接チェックアウトすることもできます。

* 何らかの理由で標準Gitストレージモードを無効にし、カスタマイズされたストレージモードで作業し直す場合は、標準Gitストレージモードを再び有効にする前に、標準Gitストレージモード用の既存のリポジトリーフォルダー(&lt;repo-name&gt;-&lt;repo-hashcode&gt;)を削除して、変更したGitオブジェクトを標準Gitストレージモードに移行する必要があります。

* Talendが提供する8.0 R2023-06以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みであり、標準Gitストレージモードを有効にしている場合は、リモートプロジェクトへのログオン時にTalend Studioはそのプロジェクト用にカスタマイズされたGitストレージモードのリポジトリーフォルダーをチェックし、15日間使用されていなければそのフォルダーを自動的にクリーンアップします。これによってディスク容量を節約できます。

  カスタマイズされたGitストレージモードのリポジトリーフォルダーをクリーンアップした後、リポジトリー内のプロジェクトにログオンすると、Talend Studio [Preferences] (環境設定)ダイアログボックスに[Enable standard Git storage mode] (標準Gitストレージモードを有効化)というオプションがグレー表示され、Gitストレージモードは変更できなくなります。

情報メモ警告: 将来のリリースでは標準Gitストレージモードが自動的に適用され、カスタマイズされたGitストレージモードはサポートされなくなります。

## このタスクについて

標準Gitストレージモードを有効にする:

## 手順

1. 現在のワークスペースにある全リポジトリーに対して標準Gitストレージモードを有効にしたい場合:
   1. メニューバーで、[Window] (ウィンドウ) &gt; [Preferences] (環境設定)とクリックし、[Preferences] (環境設定)ダイアログボックスを開きます。
   2. [Preferences] (環境設定)ダイアログボックスにあるツリービューでTalendを展開し、[Git Settings] (Git設定)をクリックして、該当するビューを表示させます。
   3. [Enable standard Git storage mode] (標準Gitストレージモードを有効化)チェックボックスをオンにします。

      ![\[環境設定\]ダイアログボックスの\[Git設定\]セクション。](https://help.qlik.com/talend/ja-JP/studio-user-guide/Resources/images/studio-git-storage-enable-standard-mode.png)

      [Invalid references] (無効な参照)エリアは、Talendが提供する8.0 R2022-12以降のTalend Studioマンスリーアップデートをインストール済みである場合のみ利用可能で、無効な参照はプロジェクトにログイン済みである場合のみ検出可能です。
   4. [Apply and Close] (適用して閉じる)をクリックして変更を保存し、ダイアログボックスを閉じます。

      Talend Studioが再起動します。
2. 全ワークスペースで標準Gitストレージモードを有効にしたい場合:
   1. オペレーティングシステムに応じて、Talend Studioインストールディレクトリーの下にある.iniファイルに-Dgit.mode.standard=trueを追加します。
   2. Talend Studioを再起動します。

## タスクの結果

リポジトリーは、プロジェクトのログオン時に標準Gitストレージモード用のリポジトリーフォルダー(&lt;studio-workspace&gt;&lt;repo-name&gt;-&lt;repo-hashcode&gt;)に自動的に移行、またはチェックアウトされます。

### このセクション内

* [標準Gitストレージモードで無効な参照プロジェクトを修正](https://help.qlik.com/talend/ja-JP/studio-user-guide/8.0-R2024-04-and-earlier/fixing-invalid-project-references-for-standard-git-storage-mode)