統計的分布関数
統計的分布関数 DIST は、指定された値によって分布が得られた時点の分布関数の確率を測定します。INV 関数は、所定の分布の確率の値を計算します。それに対して、統計集計関数のグループは、さまざまな統計的仮説検定での一連の統計的検定値の集計値を計算します。
下記の統計的分布関数は、すべて Cephes 関数ライブラリを使用して Qlik Sense に実装されています。使用されるアルゴリズム、精度などの詳細な参照文献は、Cephes library に掲載されています。Cephes 関数ライブラリの使用には、許可が必要です。
すべての関数は、データ ロード スクリプトおよびチャート式の両方で使用できます。
各関数のドロップダウンを使用すると、その関数の簡単な説明や構文を確認できます。詳細を表示するには、構文の説明にある関数名をクリックします。
CHIDIST() は、chi2 分布の片側確率の値を返します。chi2 分布は、chi2 検定に関連付けられています。
CHIDIST(value,
degrees_freedom)
CHIINV() は、chi2 分布の片側確率の逆関数の値を返します。
CHIINV(prob,
degrees_freedom)
NORMDIST() は、指定された平均と標準偏差について、累積正規分布を返します。例えば、mean = 0、standard_dev = 1 の場合は、標準正規分布の値が返されます。
NORMDIST(value,
mean, standard_dev)
NORMINV() は、指定された平均と標準偏差について、累積正規分布の逆関数分布を返します。
NORMINV(prob,
mean, standard_dev)
TDIST() は、スチューデント t 分布における確率を返します。ここでの数値は t の計算値であり、この値に対して確率が計算されます。
TDIST(value,
degrees_freedom, tails)
TINV() は、スチューデント t 分布の t 値を確率と自由度の関数として返します。
TINV(prob, degrees_freedom)
FDIST() は、F 確率分布を返します。
FDIST(value,
degrees_freedom1, degrees_freedom2)
FINV() は、F 確率分布の逆関数を返します。
FINV(prob, degrees_freedom1,
degrees_freedom2)