式での変数の使用例

Qlik Sense の変数はエンティティと呼ばれ、データ値が含まれています。変数が数式で使用されている場合、変数には値または変数の定義が代入されます。

Example:  

変数 x にはテキスト文字列 Sum(Sales) が含まれます。

チャートで、数式 $(x)/12 を定義します。結果は、チャート式に Sum(Sales)/12 と設定したのと同じになります。

ただし、変数 x の値を Sum(Budget) などに変更すると、チャート内のデータが直ちに再計算され、数式は Sum(Budget)/12 として解釈されます。

ヒント: 数式での変数の使用時には、変数の値を変更するだけでチャートの領域で使用されている数式に変更が反映されます。

名前の解釈方法

Qlik Senseでは、変数に項目や関数と同じ名前を付けることは推奨されていません。 これを行う場合は、数式での使用方法を理解する必要があります。

Example:  

XXX は項目、変数、関数を示します。数式の作成方法に応じて、XXX はさまざまな値として解釈されます。

名前の解釈方法の例
数式 XXX の解釈
$(XXX) 変数
Count(XXX) 項目
XXX() 関数

変数の計算

Qlik Sense で計算済みの値を使って変数を使用する方法はいくつかあり、その結果は、これを定義する方法と数式で呼び出す方法によって異なります。

この例では、次のデータがデータ ロード エディタにロードされている必要があります。

LOAD * INLINE [ Dim, Sales A, 150 A, 200 B, 240 B, 230 C, 410 C, 330 ];

 

変数の概要から次の 2 つの変数を定義します。

  • [名前vSales [定義'Sum(Sales)' ]
  • [名前vSales2 [定義'=Sum(Sales)' ]

2 番目の変数では、数式の前に等号を追加します。これにより、変数が展開される前に計算され、数式が評価されます。

vSales 変数をそのまま使用する場合 (メジャーで使用する場合など)、その結果は文字列Sum(Sales) になります。つまり、計算は行われません。

ドル記号展開を追加して数式で $(vSales) を呼び出すと、変数が展開され、Sales の合計が表示されます。

最後に、$(vSales2) を呼び出すと、変数は展開される前に計算されます。つまり、表示される結果は Sales の合計です。メジャー数式として =$(vSales) を使用した場合と =$(vSales2) を使用した場合に結果がどう違うかを、下記の表に示します。

結果
Dim $(vSales) $(vSales2)
A 350 1560
B 470 1560
C 740 1560

ご覧のように、$(vSales) は軸値の小計になり、$(vSales2) は合計になります。