トラブルシューティング - データのロード
このセクションでは、Qlik Sense でのデータのロードおよびモデリング時に発生する可能性のある問題について説明します。
SQL Server の再起動後にデータ接続が機能しなくなる
Possible cause
SQL Server へのデータ接続を作成し、SQL Server を再起動するとデータ接続が機能しなくなる場合があり、データを選択できなくなります。Qlik Sense から SQL Server への接続は切断され、再接続できなくなります。
Proposed action
次の手順を実行します。
- アプリを閉じ、ハブからもう一度開いてください。
データ ロード時の合成キーについての警告
複数のファイルをロードした場合、データをロード後合成キーが作成されたことを示す警告が表示される場合があります。
Possible cause
2 つのテーブルに共通項目が 1 つ以上存在する場合、Qlik Sense は合成キーを作成して関連付けを解決しようとします。
詳細については、「合成キー」を参照してください。
Proposed action
関連付けに意味がある場合は、合成キーについて何もする必要はありませんが、データ モデル ビューアーを使用してデータ構造を確認することをお勧めします。
データ ロード時の循環参照についての警告
Possible cause
複数のテーブルをロードした場合、2 つの項目間の関連付けに 1 つ以上のパスが存在するようにテーブルを関連付けて、データ構造でループを行えるよいうにすることができます。
Proposed action
詳細については、「循環参照を理解し解決」を参照してください。
ANSI 以外でエンコードされたデータ ファイルでの文字セットの問題
ODBC データ接続を使用する場合、ANSI 以外でエンコードされたデータ ファイルでの文字エンコードで問題が発生する場合があります。
Possible cause
ODBC データ接続は、文字セットのエンコードに対応する完全な機能を備えていません。
Proposed action
次の手順を実行します。
- 可能な場合、文字コードの処理のために多くのオプションをサポートするフォルダ データ接続を使用してデータ ファイルをインポートします。Microsoft Excel スプレッドシートまたはテキスト データ ファイルをロードする場合、おそらくこれが最良の選択肢です。
データ ロード スクリプトはエラーなしで実行されますが、データがロードされません
スクリプトは構文またはロード エラーなしで実行されますが、データが予期したとおりにロードされません。一般的な推奨方法は、スクリプトを通じて実行するデバッグをアクティブにし、実行した結果を調べます。ただし、ここでは一部のエラー原因を確認できます。
詳しくは「データ ロード スクリプトのデバッグ」を参照してください。
ステートメントがセミコロンで終了していない
Possible cause
セミコロンでステートメントが終了することを忘れています。
Proposed action
次の手順を実行します。
- すべてのステートメントがセミコロンで終了します。
文字列内の単一引用符
Possible cause
SET 変数ステートメントなどの文字列に単一引用符が含まれています。
Proposed action
次の手順を実行します。
- 文字列に単一引用符が含まれていル場合、追加引用符を使用してエスケープする必要があります。
詳細については、「スクリプトでの引用符の使用」を参照してください。
固定長レコード ファイルからデータを選択するときに列が予想通りに並ばない
Possible cause
ファイルは、タブ記号を使用して列を並べます。一般的には、選択ダイアログで [項目の区切り] を選択すると、項目の見出しは予想したデータと一致しません。
この場合、タブ記号は、通常、文字数と同じです
Proposed action
次の手順を実行します。
- [項目名] の [項目名が存在しません] を選択します。
- [項目の区切り] を選択します。
- ヘッダーと一致する列が表示されるまで、[タブ サイズ] の設定を増やします。
- 列の適切な位置をクリックして、項目の区切りを挿入します。
- [データ プレビュー] を選択します。
- [項目名] の [埋め込まれた項目名] を選択します。
列が正しく並び、各項目には正しい項目名が表示されます。
ファイル添付時に [無効なパス] というエラーメッセージが表示される
Possible cause
ファイル名が長すぎます。Qlik Sense は、最長 171 文字のファイル名しかサポートしていません。
Proposed action
ファイル名を、171 文字以下の名前に変更してください。
サポートされていない関数/ステートメントがスクリプトで使用されている
Possible cause
データ ロード エディターでスクリプトを実行するときに構文エラーが発生した場合、Qlik Sense でサポートされていない QlikView スクリプト ステートメントまたは関数の使用に関連している場合があります。
Proposed action
次の手順を実行します。
- 無効なステートメントを削除して、有効なステートメントと置き換えてください。
詳細については、「Qlik Sense が対応していない QlikView 関数とステートメント」を参照してください。
[データの追加] にドロップしてもファイルが添付されない
Qlik Sense で、[データの追加/データ ファイル] ダイアログにファイルをドラッグアンドドロップして添付しようとしても、ファイルはアップロードされません。
Possible cause
ファイルが ZIP アーカイブに保存されています。Qlik Sense では ZIP アーカイブから個別にファイルを添付することはできせん。
Proposed action
ZIP アーカイブからファイルを抽出してから添付してください。
共通項目を含むテーブルが項目名によって自動的に関連付けられない
[データの追加] を使用して複数のテーブルを追加しました。テーブルには、1 つの共通項目名を含む複数の項目が含まれていますが、自動的に関連付けられません。
Possible cause
テーブルを追加したときに、[データの追加] ダイアログ ボックスでデフォルトのオプションを選択して、データ プロファイルを有効化しました。。このオプションにより、テーブル間で共通のすべての項目名が自動記述されます。例えば、このオプションを使用して共通の項目 F1 を持つテーブル A およびテーブル B を追加する場合、この項目はテーブル A では F1、テーブル B では B.F1 という名前になります。このため、テーブルは自動的に関連付けられません。
Proposed action
[データ マネージャー] を開き、[関連付け] ビューを選択します。これで、データ プロファイルの提案に従って、両方のテーブルを関連付けることができます。
テーブルを関連付けたら、[データのロード] をクリックします。
詳細については、「データ関連付けの管理」を参照してください。
シート表示でデータ項目が日付項目として認識されない
日付またはタイムスタンプ データを含む項目がありますが、シート表示で日付項目として認識されず、 アセット パネルとその他の項目リストでが一緒に表示されません。
テーブルを追加したときに、データ プロファイルが解除された
Possible cause
テーブルを追加したときに、 [データの追加] ボタンの横にあるからデータ プロファイルを無効にしました。
このオプションを選択すると、認識されている日付項目とタイムスタンプ項目は正常に機能しますが、アセット パネルとその他の項目リストにはそれらの項目に が一緒に表示されず、拡張されたプロパティ項目を使用できません。
Proposed action
[データ マネージャー] を開き、[データのロード] をクリックします。
これで、シート表示のアセット パネルのすべての日付項目とタイムスタンプ項目に、 が一緒に表示されます。それでもが一緒に表示されない場合は、
項目のデータで日付として認識されない形式が使用されている可能性があります。
日付形式が認識されない
Possible cause
テーブルをロードしたときに、日付項目の入力形式が認識されませんでした。通常、Qlik Senseでは、ローカル設定と一般的な日付形式に基づいて日付項目を自動的に認識しますが、場合によっては入力形式を指定する必要があります。
Proposed action
[データ マネージャー] を開き、日付として認識されなかった項目を含むテーブルを編集します。この項目は、一般的な項目として で示されている可能性が高いです。項目タイプを [日付] または [タイムスタンプ] に変更し、入力形式を項目データに適合する形式にします。
詳細については、「日付およびタイムスタンプ項目が正しく認識されていることの確認」を参照してください。
データ マネージャーがデータを含むアプリでテーブルを表示しない
バージョン 3.0 より前の Qlik Sense で作成されたアプリを開くと、データ マネージャーはテーブルを表示せずに、アプリにデータが含まれていない、というメッセージを表示します。
Possible cause
バージョン 3.0 以後の Qlik Sense の改良されたデータ モデルは、データのプロファイリングと準備を完了するためデータのリロードが必要です。
Proposed action
データ マネージャーで、[データのロード] をクリックします。これにはアプリで使用されているデータ ソースにアプリがアクセス出来る必要があります。
データ ロード エディターがスクリプトを表示しない
データ ロード エディターを開くと、エディタの内容が空白となりスクリプトを編集できません。
Possible cause
例えば、膨大な量のネストされた if ステートメントなど、スクリプトは非常に複雑な構造を含んでいます。
Proposed action
URL に /debug/dle_safe_mode を追加して、データ ロード エディターをセーフ モードで開きます。構文の強調表示やオートコンプリート機能が解除されますが、スクリプトを編集し保存することができるようになります。