メイン コンテンツをスキップする

選択ステート

選択方法を理解したところで、実際に選択を行うとどうなるのか見ていきましょう。選択により、Qlik Sense にロードされたデータのサブセットがフィルターされます。選択は、特定の項目に焦点を当てたい場合に使用します。

緑、白、グレーの値

フィルター ボックスで選択を行うと、それに従って値の色が変わります。Qlik Sense の特徴的な色は緑、白、グレーです。これらの色は基本的なステート (選択、絞込、除外) を表します。除外値には 3 つの種類があります。通常の除外ステートのほかに、並列ステートと選択除外ステートがあります。これらについては後述します。

様々なステートで使用される色
State
選択値 緑 (選択されたことを表すチェックマーク付き)
可能な値 白色
代替値 薄いグレー
除外値 濃いグレー
選択除外値 濃いグレー (選択されたことを表すチェックマークが付いています)

カラー コーディングは、追加情報を提供するためのものです。緑色は選択されている値、白は選択が可能な値、グレーは選択に含まれていない値を示します。特にグレーの値は、以前は知られていなかった関係について新しい情報を提供してくれます。選択後に値が不意にグレーに変わった場合、そこから新しいインサイトが得られます。例えば、特定の地域には営業担当者がいない、または製品が特定の四半期にまったく売れなかったといった情報です。

最初の選択

異なるステートについて理解するため、アプリでいくつか選択を行ってみましょう。まず、Product Details シートに移動してください。右上のをクリックして App objectsシート Product Details を選択します。

2012 年の GermanyJapan での異なるタイプの製品の売上を比較していきます。

次の手順を実行します。

  • 左上のフィルター パネルでYearをクリックして2012を選択します。まだ、確定はしないでください。

    Filter pane with selection not confirmed

2012 をクリックすると、値が緑色に変わり、選択されたことを示します。他の 2 つの値、20132014 は薄いグレーになり、代替値であることを示します。つまり、選択からは除外されています。範囲を変更したい場合は 2 つのどちらかを選択できますが、2012 を選択した場合は他の年度を除外した方がいいでしょう。これにより 2012 の値のみを表示できます。

選択を行うと、すぐに他のビジュアライゼーションが更新されます。プレビューがすぐに表示されるため、結果を確認するために選択を確定する必要はありません。をクリックすると、選択を元に戻すことができます Cancel

2012 を選択しても、Regionフィルター パネルの表示は変わりません。まだ白いままで、値に関連性があり、選択可能であることがわかります。Total Sales という棒グラフが更新され、2012 年の売上のみが表示されます。同様に、Product Treemap には 2012 年に販売された製品グループが表示されます。2012 を再度クリックして選択解除すると、その違いを確認できます。何も選択されていない状態では、棒グラフとツリーマップには 3 年間の値がすべて表示されますが、2012 を選択すると、その年に関連のある値だけが表示されます。

次の手順を実行します。

  1. 2012 が選択されていることを確認します。

    シートの上にある選択バーに新しい選択が表示されます。これについては後述します。

  2. 時間フィルター パネルで、Quarter をクリックして Q1 を選択します。選択を確定します。

    新しい選択が選択バーに追加され、棒グラフとツリーマップが更新されます。

     selection is added to the selections bar, and the bar chart and treemap

  3. これまでのところ、2012Q1 を選択しました。Month をクリックします。
  4. JanFebMar が絞込値 (白) であり、他の月は除外されていることがわかります。絞込値は第 1 四半期 (選択済み) に含まれている月なので、これは理にかなっています。選択可能な月を 1 つ、または 2 つ選択すると、さらに選択を絞り込むことができます。3 つの月をすべて選択しても新しい選択にはなりません。すでに選択されている Q1 を選択することと同じだからです。

  5. をクリックすると、 Cancel選択することなく Month を閉じることができます。
  6. 選択バーでをクリックして CancelQ1 の選択を解除します。
  7. これで、選択にある 2012 だけが唯一の選択となりました。

地域と製品タイプの選択

次に、GermanyJapan の生鮮野菜の売上を比較してみましょう。

次の手順を実行します。

  1. Region フィルター パネルで GermanyJapan を選択して確定します。

  2. Product TreemapProduce を選択して確定します。

  3. ツリーマップで、製品タイプとして Vegetables を選択します。

  4. Vegetables を選択したことで、同じ Produce の製品グループに属する他の製品タイプ (FruitSpecialtyPackaged Vegetables) は除外されました。

    2 つの国の関係を確認するには、別のシートに移動する必要があります。

  5. 右上のをクリックして PreviousDashboard シートに移動します。
  6. Sales per Region という名前の円グラフを見ると、Japan の 2012 年の売上は Germany の約 2 倍であることがわかります。

    ナッツやアーモンドなどの Specialty の数字を確認するには、次の手順を実行します。

  7. 選択バーで Product Type をクリックしてリストを開きます。

  8. Vegetables の選択を解除し、代わりに Specialty を選択します。確定します。

  9. この選択により、Germany が売上高の最も高い国として、円グラフの最初のセクション (時計の 12 時の位置から時計回り) に表示されます。

    Dashboard シートを見ると、他にもいくつかの点に気が付きます。このシートの選択内容は、Product Details シートのものとまったく同じです。選択はグローバルです。つまり、ビジュアライゼーションで選択を行うと、どのシートにあるかに関わらず、関連するすべてのビジュアライゼーションでその選択が反映されます。その結果、選択バーもすべてのシートで同様に表示されます。選択バーには、選択を行ったシートに関係なく、すべての選択が表示されます。

  10. Customer Location シートに移動します。
  11. 地域 Germany と Japan が選択され、これらは Location マップにデータが表示されるエリアだけであることがわかります。

除外値

Vegetables の選択を解除し、代わりに Specialty を選択した場合、最初の 4 つの値が選択可能な値です。

Specialty を選択した場合、いくつかの値は代替値 (薄いグレー) であり、いくつかは除外値 (濃いグレー) です。

When Specialty is selected, some values are alternative (light grey) and some are excluded (dark grey). When Specialty is selected, some values are alternative (light grey) and some are excluded (dark grey).

Specialty が選択されており、続く 3 つの値が代替値となっています。これらの値は Specialty の選択によってのみ除外されています。それに対して、Vegetables より下の値は別のリストの選択によってすでに除外されているため、濃いグレーで表示されています。

除外値 Bread を選択すると、どうなるでしょうか。

次の手順を実行します。

  • Product Type の選択リストで、Bread を選択します。

値は選択されますが (チェックマークが付きます)、濃いグレーのままです。つまり、選択除外値となります。これは、Bread の選択と既存の選択の間に矛盾があるためです。しかし、値は選択されているため、除外の原因となっている選択が解除されたり、この値が続する製品グループが選択に加えられた場合には緑色になります。

選択除外値から選択値への切り替え

選択除外値である Bread を選択値に変えるには、次のいずれかの処理を行います。

  • Product Group で、代替値として薄いグレーで表示されている値 Baking Goods を選択します。
  • Product GroupProduce の選択を解除します。
  • Product TypeSpecialty の選択を解除します。

選択履歴を戻る

Vegetables の選択を元に戻したい場合は、どうすればいいでしょうか。選択をすべて覚えている場合は、一から選択するのが最も簡単な方法です。ただし、選択内容が複雑な場合には、すべての選択を覚えておくことは難しく、何かを忘れてしまうこともあります。このようなケースでは、選択履歴を戻る方法が確実です。

選択バーの選択履歴オプション

Selection history options in the selections bar

選択バーには、選択履歴を戻ったり先に進むためのオプションがあります。このセッションで行ったすべての選択が保存されており、戻る (Selections - step back>) または進む (Selections - step forward) オプションを使用すると、特定の選択に戻ることができます。履歴は一度戻らなければ、先に進むことはできません。デフォルトで、選択履歴の最後のステップに位置しているため、このままでは先に進めません。まだ、先のステップが存在しないからです。

お疲れ様でした!

このチュートリアルはこれで終了です。これで、Qlik Sense の基礎、選択を行い、結果を解釈する方法を習得できました。Web サイトでは、アプリ作成のヒントやアイデアを公開しています。ぜひご利用ください。