Qlik Logging Service
Qlik Sense の May 2021 のリリース以降、集中ログ システムは新規インストールでは使用できなくなりました。May 2021 より前のリリースからアップグレードした場合、集中ログは非推奨になり、将来のリリースで削除されることに注意してください。詳細については、[Windows 上の Qlik Sense Enterprise での集中ログの非推奨] を参照してください。
Qlik Logging Service を使用してログを集中させると、探しているログを見つけやすくなります。
集中ログ (Qlik Logging Service) をオンにすると、ファイルのログもデフォルトでオンになります。Qlik Sense サービスからのログ エントリ (リポジトリ、プロキシ、スケジューラ、およびエンジン) は、既存のログ ファイルおよび集中ログ データベースの 2 つの場所に保持されます。レガシー ログ ファイルには、ハードディスク スペースを整理する組み込みのファイル管理機能は備えられていません。
Qlik Logging Service は Windows サービスとしてインストールされますが、直接コマンド ライン ツールとして使用して、データベース設定を構成または変更できます。使用可能なコマンドはこのトピックに含まれており、既定のインストール場所は %Program Files%\Qlik\Sense\Logging です。
コマンド ライン オプション
Qlik Logging Service で使用可能なコマンドは以下のとおりです。
使用方法:Qlik.Logging.Service.exe <アクション> [<引数>]
以下のコマンドを使用して、ログ データベースの設定、更新、または検証を行うことができます。
setup - ログ データベースを作成し、ロールおよびアクセス許可を設定します。
update - ログ データベースの接続文字列パラメーターを、ユーザーが入力する値で更新します。
validate - 構成ファイルおよびデータベース接続の接続文字列パラメーターを検証します。
archive - データベース エントリをアーカイブ テーブルに移動します。
purge - データベース エントリをアーカイブ テーブルから (永久に) 削除します。
version - サービスのバージョン情報を表示します。
help - ヘルプ メッセージを表示します。
ログ データベースの設定
設定コマンドは、通常は Qlik Sense のインストール時にインストーラが使用します。設定コマンドでログ データベースを作成し、アクセス ロールおよび必要な許可を設定します。
使用方法:Qlik.Logging.Service.exe setup [<オプション>]
オプション
--hostname または -h (必須)
ログ データベースがホストされているマシンの名前。
--port または -p (必須)
ログ データベースへのアクセスに使用されるポート番号。
--postgres_user または -u (必須)
PostgreSQL ログ データベースの作成に必要なユーザー名資格情報。
--postgres_pswd または -x (必須)
PostgreSQL ログ データベースの作成に必要なパスワード。
--reader_pswd または -r (必須)
ログ データベース エントリの読み取りに使用される、qlogs_reader ユーザー ロール用のパスワード。
--writer_pswd または -w (必須)
ログ データベース エントリへの書き込みに使用される、qlogs_writer ユーザー ロール用のパスワード。
--force または -f (任意)
既存のデータベースおよびユーザーが存在する場合は、削除します。
接続文字列パラメータの更新
更新コマンドを使用して、ログ データベースの接続、構成設定、またはその両方を修正します。
使用方法:Qlik.Logging.Service.exe update [<オプション>]
オプション
--hostname または -h (任意)
ログ データベースがホストされているマシンの名前。
--port または -p (任意)
ログ データベースへのアクセスに使用されるポート番号。
--reader_pswd または -r (任意)
ログ データベース エントリの読み取りに使用される、qlogs_reader ユーザー ロール用のパスワード。
--writer_pswd または -w (任意)
ログ データベース エントリへの書き込みに使用される、qlogs_writer ユーザー ロール用のパスワード。
--archive_age または -a (オプション)
アーカイブの保存期間の値を設定します。この値は日数で指定します。--hours を指定してアーカイブの保存期間を時単位で解釈します (例: --archive_age X --hours)。
--purge_age または -q (オプション)
パージするまでの保存期間の値を設定します。この値は日数で指定します。--hours を指定してパージまでの保存期間を時単位で解釈します (例: --purge_age X --hours)。
--file_logging または -f (任意)
ファイル ログのオン/オフを切り替えます。有効な値は「on」または「off」です。
--database_logging または -d (任意)
データベース ログのオン/オフを切り替えます。有効な値は「on」または「off」です。
--maximum_db_size_in_gb または -s (任意)
データベースの最大サイズの値を設定します。この値は GB で指定します。2 未満の値は、データベース サイズを制限する機能を無効にします。
ログ データベース接続の検証
使用方法:Qlik.Logging.Service.exe validate [<オプション>]
オプション
ありません。接続文字列はログ構成から読み取られ、データベースおよび接続のステートの検証に使用されます。
ログ エントリのアーカイブ
指定した保管終了時間 (日単位) より古いログ エントリをすべてアーカイブします。
使用方法:Qlik.Logging.Service.exe archive [<オプション>]
オプション
--cutoff または -c (必須)
--hours (オプション)
日単位での保管終了時間。--hours オプションを指定して保管終了時間を時単位で解釈します (例: archive --cutoff X --hours)。すべてのエントリをアーカイブする場合は、ゼロ (0) を指定します。
ログ エントリのパージ
指定した保管終了時間 (日単位) より古い、アーカイブされているログ エントリをすべてパージします。
使用方法:Qlik.Logging.Service.exe purge [<オプション>]
オプション
--cutoff または -c (必須)
--hours (オプション)
日単位での保管終了時間。--hours オプションを指定して保管終了時間を時単位で解釈します (例: purge --cutoff X --hours)。すべてのエントリをパージする場合は、ゼロ (0) を指定します。
バージョン
使用方法:Qlik.Logging.Service.exe version [<オプション>]
オプション
ありません。Qlik Logging Service およびログ データベースのバージョンを表示します。
ヘルプ
使用方法:Qlik.Logging.Service.exe help [<オプション>]
オプション
ありません。使用方法を表示します。