Qlik Sense April 2020 の新機能
ビジュアライゼーションとダッシュボード
このリリースでは、多くの新しいビジュアライゼーション機能とスタイル設定が Qlik Sense に追加され、ユーザーはより高度でカスタマイズされた分析を作成できるようになりました。ビジュアライゼーション バンドルに組織図が加えられたほか、相対修飾子を棒グラフ、コンボ チャート、折れ線グラフ、テーブルに追加できるようになりました。さらに、テーブル、ピボット テーブル、KPI、マップ、カスタム ツール ヒントが改善され、アプリのナビゲーションが強化されました。
ビジュアライゼーション
組織図
組織を表すための新しいチャートを追加して、ビジュアライゼーション バンドルを強化しました。組織図を使用して、ツリー構造のデータから組織図を作成できます。ツリーを展開したり折りたたんだりして、階層内を移動できます。
テーブルでの検索
URL リンクによる標準検索に加えて、テーブル内のリンク ラベルによる検索が可能になりました。またオプションにより、タッチ式のネイティブ スクロールを解除して、最初の行の固定を有効にすることもできます。
ピボット テーブルの改善点
ピボット テーブルに 2 つ改善が加えられました。
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ピボット テーブルのレイアウト ステートが保存できるようになりました。これにより、展開または折りたたんだノードをブックマークとして保存できます。多数のノードがある大型のピボット テーブルの表示を共有するために最適な改善です。
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最初のメジャー別にソートできるようになりました。このソート方法は、その他すべてのソートに先行します。これにより、カテゴリを異なった方法、たとえば名前別ではなく売上別でソートできるようになります。
マップ チャートの改善点
マップ レイヤーのプロパティを複数強化しました。メジャー別の色とサイズ向けに、マップ チャートで数値書式オプションが使えるようになりました。ポイント上のアイテムとエリア マップ レイヤーの上限を 50,000 に拡大しました。
相対修飾子 (パーセンテージ)
相対修飾子により、数式の構文を書かずに、メジャーの相対的なパーセンテージを素早く表示できます。これを使用すると、特定の選択、選択との相対、合計との相対、またはその他のフィールドとの相対の影響を表示できます。棒グラフ、コンボ チャート、折れ線グラフで設定として利用できます。
ダッシュボードとアプリケーション
ツール ヒントのカスタマイズ
ツール ヒントで既定のメジャーの除外を選択できるようになりました。また、ビジュアライゼーションからツール ヒントのすべて、または一部を非表示にすることもできます。
シート トリガー
この機能により、ユーザーがシートを開いたときにトリガーされるアクションを追加できます。この機能を使用すると、機能的に一段と高度なナビゲーションが可能になります。アクションには、選択、項目のステート、ブックマーク、変数の設定が含まれます。
グローバル ナビゲーション
グローバル ナビゲーションにより、Qlik Sense のクライアントでドロップダウン リスト経由による、トップレベルのナビゲーションへの新しいアプローチを提供します。
テーマとスタイル
KPI フォント レイアウト
KPI でフォントのレイアウト動作を選択する際に、新しいオプションを使用できるようになりました。固定レイアウト (テキスト サイズは常に同一)、流動的レイアウト (テキスト サイズはボックス サイズに依存)、または応答性が高いレイアウト (ボックス サイズとテキストの長さに応答) から選択できます。
高度なオーサリング
アプリのスペースへの配布
マルチクラウド展開においては、コンテンツの配布ポリシーをさらに制御できるようになりました。段階アプリを Windows 環境の Qlik Sense Enterprise から Qlik Sense Enterprise SaaS にある管理スペースに直接送信して、組織全体で幅広く使用できるようになりました。さらにこれらのアプリは、Windows 環境にリロード後、管理スペースで更新されます
共有ブックマーク
コレボレーションを改善するために、公開済みアプリ内でブックマークを共有する新しい方法を追加しました。コミュニティ ブックマークにリンクをコピーし、メールや Slack といった他のチャネルで共有できます。
安全なスケジュール済みリロード
QMC 経由で安全なスケジュール済みリロードを実行できます。これにより、データ アクセス関連の保護とガバナンスが改善されます。これには、複数のドメインにわたるシングル サインオンへのサポートが含まれます。