トラブルシューティング - QMC の起動
このセクションでは、QMC を起動するときに発生する可能性のある問題について説明しています。
QMCへの初回アクセス時、アクセスできない
QMC へのアクセスを初めて試みるときに、次のいずれかの問題が発生する場合があります。
証明書エラー
Possible cause
ブラウザのセキュリティの設定が高すぎるため、Qlik Sense証明書が信頼されていません。(この証明書はインストール中に追加されます)。
Proposed action
このWebサイトは推奨されないという警告ですが、続行を選択します。ただし、URLが正しいことを確認してください。
サードパーティの証明書を使用すればエラーは表示されなくなります。
ページが空白で、アドレス バーが警告を表示
Possible cause
サードパーティの証明書が必要です。
Proposed action
サーバーからQMCにアクセスし、新しいサードパーティの証明書を追加します。
ネットワーク トラフィックで表示されるエラー メッセージと 401 警告
Possible cause
Qlik Sense サイトは、信頼済みサイトの一覧に含まれていません。
Proposed action
ホストの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を信頼済みサイトに追加してください。
次の手順を実行します。
- Internet Explorer で、[ツール] > [インターネット オプション] を開きます。
- [セキュリティ] タブを選択します。
- [信頼済みサイト] を選択します。
- [サイト] をクリックします。
- [追加] をクリックします。
- テキスト フィールドにホストの FQDN を入力して [追加] をクリックします。
- [閉じる] をクリックします
- [OK] をクリックします。
- ブラウザー ウィンドウを更新します。
ホスト マシンから QMC にアクセスできない
Qlik Sense サイトをホストするマシンと同じマシンから QMC へのアクセスを試みていますが、ブラウザーに「401.1 Access Denied」エラーが表示されます。
Possible cause
Windows Server のループバック セキュリティ設定により、Qlik Sense サイトをホストするマシンと同じマシンから完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用してアクセスすることができなくなっている可能性があります。
Proposed action
ローカルホストのアドレス https://localhost/qmc を使用して QMC にアクセスしてください。
ループ チェックを無効にすることも可能です。これについての詳細は、Microsoft サポート技術情報の記事を参照してください。
FQDN またはその CNAME エイリアスを使用してサーバーにローカルにアクセスしようとした場合のエラー メッセージ
ショートカットで QMC をロードできない
Microsoft Windows Server 2008 R2およびWindows 8.1の環境で、Internet Explorer 10またはInternet Explorer 11を使用すると、ショートカットでは QMC をロードできません。
Possible cause
Internet Explorer セキュリティ設定が、ショートカットをブロックします。
Proposed action
次に示す Internet Explorer の設定のローカル イントラネット ゾーンに https://<マシン名>/ を追加します。[インターネット オプション] > [セキュリティ] タブ > [ローカル イントラネット] > [サイト] > [詳細設定]。
QMC を起動すると、[Unable to get the custom properties definitions (カスタム プロパティの定義を取得できません)] と表示される
Possible cause
リポジトリからカスタム プロパティの情報を取得するのに失敗しています。
Proposed action
QMCを更新します。
QMC を開くと、空白ページが表示される
Possible cause
コンピュータに複数の DNS エントリーがあるため (複数のネットワークにログオンしたため)、host.config ファイルが誤ったホスト名を指している場合があります。
Proposed action
次の手順を実行します。
- 稼働しているサービスをすべて停止します。
- Qlik Sense のインストールに関連するすべての証明書を削除します。
- %ProgramData%\Qlik\Sense\フォルダを開きます。
- host.config ファイルを削除します。
- 修復を実行します。参照先:インストールの修復。
host.config ファイルはデフォルト設定で再び作成されます。
QMCを開けない
QMC を開くと空白のページが表示されたり、別のプログラムが証明書を使用しているという警告が表示されます。SSLプロトコル エラーまたは接続が拒否されたことを伝えるメッセージが表示される場合もあります。
Possible cause
別のプログラム (VMware、Skype、IISなど) が使用しているので、必要なポートを利用できません。
Proposed action
次の手順を実行します。
- 次の場所でプロキシ システム ログを確認してください:%ProgramData%\Qlik\Sense\Log\Proxy。
- プロキシが稼働中で、必要なポートを待ち受けることが可能か確認します。既定では、プロキシはポート 443 で稼働するので、このポートが利用可能になっている必要があります。
- ポート 443 を使用して、他のプログラムをすべて完全にシャットダウンし、プロキシ サービスを再起動します。また、これらのプログラムのポート設定を変更してください。
QMCを開こうとすると「ページを表示できません」と表示される
Possible cause
Qlik Senseサービスを実行するサーバー上に存在する信頼されたルート証明書が多すぎます。
Proposed action
Qlik Sense Repository Service (QRS) のログを確認して、不必要な証明書はすべて削除してください。
次の手順を実行します。
- QRSセキュリティ ログ ファイル (%ProgramData%\Qlik\Sense\Log\Repository\Trace\<MachineName>_Security_Repository.txt) に以下のメッセージが含まれていないか確認します。
- 「Trusted root certificates on this node is uncomfortably high: <number of certificates> (このノード上には信頼されたルート証明書が多すぎます:<証明書の数>)」
- 「This might impede SSL communication, since Windows truncates too large (300+) lists of Trusted root certificates that are sent to client during SSL handshake (このためSSL通信が妨げられる可能性があります。WindowsではSSLハンドシェーク中にクライアントに送られる信頼されたルート証明書の (300を超える) 大きすぎるリストが切り捨てられるためです)」
- 「Please consider removing too old or otherwise invalid trusted root certificates (under <location>) (<場所> にある古い/無効な、信頼されたルート証明書の削除を検討してください)」
- Microsoft管理コンソール (MMC) を開いて、不必要な証明書をできるだけ削除します。
- Qlik Sense サービスを再起動します。
QRSセキュリティ ログは証明書のある場所の情報を含んでいます (ステップ1のログ メッセージの<location (場所)>を参照してください)。