Qlik Sense 証明書を使用した QlikView Distribution Service の構成

Qlik Sense 証明書を使用して QlikView Distribution Service (QDS) を構成し、Qlik Sense ハブに公開される QlikView ドキュメントへのリンクを許可する必要があります。QDS を構成するには、client.pfx、root.cer、server.pfx の 3 種類の Qlik Sense 証明書をインポートする必要があります。

QDS マシンでの Qlik Sense 証明書のインポート

証明書は、ネイティブ Windows の証明書のインポート ウィザードを使用してインポートできます。

root.cer 証明書のインポート

1. 証明書をダブルクリックして開きます。
2. [証明書のインストール] をクリックします。

証明書のインポート ウィザードが開始されます。

3. [現在のユーザー] を選択します。
4. [証明書をすべて次のストアに配置する] を選択します。
5. [参照] をクリックし、[信頼されたルート証明機関] フォルダーを選択します。
6. 証明書情報を確認し、[完了] をクリックします。

root.cer 証明書が QDS マシンでインポートされます。

client.pfx 証明書および server.pfx 証明書のインポート

1. 証明書をダブルクリックして開きます。

証明書のインポート ウィザードが開始されます。

2. [現在のユーザー] を選択します。
3. [秘密キーの保護] 画面で、証明書のパスワードを入力します。
4. [証明書の種類に基づいて、自動的に証明書ストアを選択する] を選択します。
5. 証明書情報を確認し、[完了] をクリックします。

証明書が QDS マシンでインポートされます。

Qlik Sense 証明書およびマシン情報を使用した QDS プロパティの構成

関連する証明書サムネイルと Qlik Sense および QDS のマシン情報を使用して、QDS 構成ファイルを各マシンで更新する必要があります。デフォルトでは、QDS の構成ファイル QVDistributionService.exe.config は C:\Program Files\QlikView\Distribution Service にあります。

1. テスト セクションで、<add key="QRSMachineName" value="MySenseMachine.domain.com" /> と入力します。QlikSenseMachineName.domain.com は Qlik Sense リポジトリを実行しているマシンの名前で置き換えます。
情報メモマシン名は、ドメインを含んでおり Qlik Sense 証明書の作成時に使用した名前と一致していなければなりません。

2. 別の行で、<add key="QVWSMachineName" value="QlikViewMachineName" /> と入力します。QlikViewMachineName は QlikView Web Server を実行しているマシンの名前で置き換えます。

   情報メモドメインは必要ありません。
3. (オプション) 別の行で、<add key="AjaxClientPath" value="/MyAjaxURL/opendoc.htm" /> と入力します。MyAjaxURL は使用している Ajax Client の URL で置き換えます。この構成オプションを追加しない場合、デフォルトの /QvAJAXZfc/opendoc.htm が使用されます。
4. Windows の [Microsoft 管理コンソール] を開きます。
5. [証明書 - 現在のユーザー] ドロップダウン矢印をクリックします。
6. [個人 > 証明書] フォルダーを開きます。
7. QlikClient 証明書をダブルクリックします。

   証明書のプロパティが表示されます。

8. [詳細] タブで、拇印の値をコピーします。
9. QVDistributionService.exe.config ファイルの別の行で、<add key="SenseClientCertificateThumbprint" value="‎ThumprintID" /> と入力します。ThumbprintID は、証明書のプロパティに表示される拇印の値で置き換えます。
10. 変更内容を保存します。

    QDSが、QlikSense ハブの QlikView ドキュメントへのリンクを公開できるように構成されます。