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バックアップとアップグレードの準備

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バックアップとアップグレードの準備

旧バージョンの QlikView から最新バージョンにアップグレードする場合に、必ず適切なバックアップを実行して、環境を正しく準備しておきます。アップグレードの前に、すべての重要なファイル (オリジナルの QlikView 展開以降に作成したカスタマイズを含む) を安全な場所にバックアップする必要があります。このトピックは、バックアップする必要のあるファイルの基本的なチェックリスト、および重要な考慮事項を提供することを目指しています。このトピックのガイドラインは、スタンドアロン展開または QlikView Web サーバーを使用するマルチサーバー展開に適用されます。

ファイルのバックアップ

手動でファイルをバックアップすることも、独自のバックアップ スクリプトを作成して、ファイルが選択した場所に自動的にバックアップされるようにすることもできます。QlikView 展開では、バックアップすべき最も重要なファイルは、ProgramData の [QlikTech] フォルダ、および Program Files の [QlikView] フォルダに含まれています。これら両方のディレクトリのコピーを作成して、バックアップが適切に行えるようにします。

QlikView Server データ ディレクトリ

単一ノードの QlikView Server 展開では、バックアップすべき最も重要なファイルは、C:\ProgramData\QlikTech にある [QlikTech] フォルダです。このディレクトリには、QlikView サービスそれぞれのサブ フォルダが含まれています。各サブ フォルダには、展開をカスタマイズしたときに編集した可能性のある構成ファイルと設定ファイルが含まれています。QlikView サーバーをアップグレードするときに、オリジナルの構成を復元する必要がある場合、ファイルをバックアップすることは重要です。

QlikView Management Console を使用して、アプリケーション データ フォルダに含まれているすべての構成ファイルの概要を取得します。QMC では、構成ファイル、ファイル パス、変更したその他のカスタム設定の場所を確認することができます。

QlikView Server 展開をバックアップするときには、通常は以下をバックアップします。

  • QVPR データベース (.zip ファイルにバックアップ)
  • 構成ファイル (.config ファイル)
  • 設定ファイル (.ini ファイル)
  • ログ ファイル
  • ドキュメント
  • ブックマーク (.Shared ファイルまたは .TShared ファイルに保存)
  • ユーザー オブジェクト (.Shared ファイルまたは .TShared ファイルに保存)
  • タスク (QVPR データベースに保存)
注: 証明書を使用する QlikView Server 11.20 インストールから QlikView Server November 2017 以降にアップグレードする場合は、アップグレードを開始する前に、証明書を削除してください。インストール プログラムを起動すると、証明書が検出されない場合には、警告ウィンドウが表示されます。Microsoft Management Console (MMC) を使用して証明書を削除します。詳細については下記を参照してください。 証明書の削除

以下の表は、以上のアイテムに関する情報を提供します。ここでお使いの展開に保存します。

ProgramData

フォルダ名 内容の説明
DirectoryServiceConnector

構成ファイルと設定ファイル

ログ ファイル

リソース フォルダとサービス キー

DistributionService

構成ファイルと設定ファイル

ログ ファイル

タスクのバージョンは、QVPR データベースから Distribution Service に送信されるので、Distribution Service フォルダが見つからない場合でも、引き続き QVPR データベースのバックアップからこのタスクを復元することができます。

ドキュメント

ドキュメントに関連する .qvw ファイルとその他のファイル

ブックマークおよびユーザー オブジェクトは .Shared ファイルに保存されます

ManagementService

このフォルダは、QVPR データベースと Backup フォルダを含むようにアックアップするために非常に重要です。QVPR データベースは、ここで .zip ファイルとして毎日自動的にバックアップされます。これは、破損のリスクを軽減するために自動的にバックアップされる唯一のデータ ディレクトリです。

構成ファイルと設定ファイル

ログ ファイル

タスク - このフォルダをバックアップして、すべてのタスクを保存します。

QlikView ドキュメント PDF ヘルプ ドキュメント
QlikViewBatch

このフォルダには QVB ログ ファイルが含まれており、バックアップする必要があるのは、ログを有効にした場合だけです。

QlikView November 2017 以降では、このフォルダに QVS に関連するログ ファイルも含まれています。

QlikViewServer

このフォルダは、バックアップを行うために非常に重要です。これには Settings.ini が含まれており、その他のサービスの Program Files にある .exe.config ファイルと同じです。

SourceDocuments このフォルダにはソース ドキュメントが含まれており、QlikView Publisher でユーザー ドキュメントの作成に使用されます。
Webserver

ログ ファイル

構成ファイル

service_key

Program Files フォルダには QMC からアクセスできない構成ファイルが含まれているので、これらのファイルは手動でのみ編集できます。ここでバックアップのために最も重要なファイルは QlikView サービスの config ファイルであり、重要な構成と設定ファイルが含まれています。

Program Files

フォルダ名 内容の説明
DirectoryServiceConnector

QVDirectoryServiceConnector 構成ファイルが含まれています。手動で変更を行った場合に、バックアップすることが重要です。

DistributionService

QVDistributionService 構成ファイルが含まれています。手動で変更を行った場合に、バックアップすることが重要です。

サブ フォルダが含まれており、QlikView ドキュメントおよびその他すべての関連データなどがあります。
ManagementService

QVManagementService 構成ファイルが含まれています。手動で変更を行った場合に、バックアップすることが重要です。

QvPlugin ローカライズされたヘルプ コンテンツに対応するための言語です。
QvProtocol qvp.dll が含まれています
サーバー QVWebServer 構成ファイルを含んでいる Web Server サブ フォルダです。

手動で変更を行った場合に、バックアップすることが重要です。

テーマ カスタム テーマを作成した場合に、このフォルダをバックアップに含めることが重要です。
Web Web.config 構成ファイルが含まれています。

手動で変更を行った場合に、バックアップすることが重要です。

QVPR データベース ファイル

QVPR データベースは、.zip ファイルとして次の場所にバックアップされます。C:\ProgramData\QlikTech\ManagementService\QVPR\Backups このバックアップ ファイルには、新しい QlikView 環境に移行する必要がある .xml ファイルと .bak ファイルが含まれています。

これはデータ ディレクトリのバックアップの一部ですが、QlikView Publishing Repository の構成ファイルと設定が含まれているので、最も重要なコンポーネントです。既定では、QVPR は毎日 zip ファイルとして C:\ProgramData\QlikTech\ManagementService\QVPR\Backups にバックアップされます。バックアップの頻度、および QMC でバックアップ ファイルを保存する場所は、変更することができます。

QlikView Web Server または Microsoft IIS

このトピックは、QlikView ウェブ サーバーを使用するときにバックアップを作成する方法に重点を置いています。Microsoft IIS ウェブ サーバーを使用する場合は、IIS ウェブサイト、証明書、および構成ファイルをバックアップする方法について、Microsoft ドキュメントを参照してください。バックアップの原理は、両方の種類のウェブ サーバーで似ています。ただし、IIS で実行するカスタム認証ソリューションなどを作成している場合は、バックアップの場所や変更に関する専用のドキュメントを参照するか、元々カスタマイズを作成したコンサルタントにお問い合わせください。

ログ ファイル

ログ ファイルには、展開での問題に対するトラブルシューティングに役立つ重要な情報が含まれています。このログ ファイルには多数のエントリが含まれている可能性があるので、ストレージが問題である場合は、維持したいファイルのみを選択します。ただし、すべてのログ ファイルをバックアップすることをお勧めします。

ライセンス

既定では、QlikView Server を削除するとライセンス情報と設定内容が保存されるよう設定されています。この情報は、QlikView Server の後継のインストールに再度適用されます。QlikView では 2 つのライセンスを使用しており、アップグレード時に次の場所に追加されます。

  • QlikView Server ライセンス - このライセンス ファイル (LEF) は C:\ProgramData\QlikTech に保存されます。
  • QlikView Publisher ライセンス - このライセンス ファイル (LEF) は C:\ProgramData\QlikTech\ManagementService\Publisher LEF に保存されます。

証明書

QlikView をインストールするときに、デジタル認証に QlikView Administrators Group を使用するか、またはデジタル証明書をインストールすることを選択できます。デジタル証明書を選択し、QlikView 12.00 以降を実行している場合は、この証明書をバックアップすることが重要です。

QlikView での証明書の機能については、次を参照してください。証明書の信頼性

単一のスタンドアロン QlikView サーバーは、常に次の 3 つの証明書を使用しています 。

場所 発行先 発行元 説明
ローカル コンピュータ/個人 <マシン名> QlikViewCA サーバー
ローカル コンピュータ/個人 QVProxy QlikViewCA Client
ローカル コンピュータ/信頼されたルート証明機関 QlikViewCA QlikViewCA Root

証明書を使用して QlikView インストールのさまざまなサービスを認証し、機密情報を安全に保管します。アップグレードして復元するときには、QlikView サービスを適切に起動して実行できるように、認証には証明書が必要です。

警告: QlikView 12.00 以降では、証明書は絶対に削除せず、常に安全な場所にバックアップしておくことが重要です。

QlikView 11.20 以前を実行している場合は、暗号化に別の方法が使用されています。つまり、元の証明書を新しいインストールに復元することはできないので、新しい証明書を作成する必要があります。

注: 証明書を使用する QlikView Server 11.20 インストールから QlikView Server November 2017 以降にアップグレードする場合は、アップグレードを開始する前に、証明書を削除してください。インストール プログラムを起動すると、証明書が検出されない場合には、警告ウィンドウが表示されます。Microsoft Management Console (MMC) を使用して証明書を削除します。詳細については下記を参照してください。 証明書の削除

証明書の更新

マルチサーバー QlikView 環境では QlikView Management Service (QMS) が認証機関であり、証明書の処理と配布に関して中央ノードのような役割を果たします。証明書を作成してより多くのマシンに追加するには、QMS にルート サービスとクライアント証明書をインストールする必要があります。

新しいマシンをアップグレードするか、QlikView 展開で復元するときには、QlikView Management Console を使用して証明書を配布する必要があります。QMS と追加するマシンとの間で、証明書を交換する必要があります。このためには、QMC で追加するマシンへの URL を入力します。[適用] をクリックするとポップアップ ウィンドウが開き、リモート サーバー マシンに入力する必要のあるパスワードが表示されます。パスワードが許可されたら、リモート サーバー マシン上でサービスを再起動します。サービスを再起動すると、証明書の作成および別のマシンへの配布のプロセスが完了します。

詳細については下記を参照してください。証明書の更新

証明書のバックアップ

MMC (Microsoft Management Console) を使用して、選択した場所にすべてのデジタル証明書をバックアップします。この段階的な手順については、次を参照してください:証明書のバックアップと復元

カスタム コンテンツのバックアップ

カスタム認証やカスタム セキュリティ ソリューションなどのカスタム コンテンツを、展開に追加している場合があります。このカスタマイズは、自身の組織または外部のコンサルティング会社によって作成されていますが、作成元がどこであっても 、自身のカスタマイズを文書化してバックアップする責任があります。カスタマイズのバックアップまたは移行の方法が不確かな場合は、元々のカスタマイズを作成したコンサルタントに問い合わせることをお勧めします。

既定のファイルの場所の変更

QlikView 展開の一部として、既定のファイルの場所を変更する必要がある場合があります。アップグレードを実行すると、オリジナルのフォルダの場所が復元され、カスタムのファイルの場所が失われます。バックアップの前に QMC を使用して、既定で ProgramData の QlikTech アプリケーション データ に保存されている、構成ファイルと設定ファイルへのすべてのパスの概要を取得することができます。アップグレード後に自身の選択した場所にフォルダを保持するには、作成したカスタム ファイル パスのバックアップを作成する必要があります。関連する構成ファイルを開き、追加したカスタムの場所を確認します。

構成ファイル

QlikView サービスすべてに構成ファイルがあり、展開の要件に適合するように編集することができます。各 QlikView サービスに構成ファイルと設定ファイルがあり、QlikView データ ディレクトリのサブ フォルダに保存されています。詳細については、次の表を参照してください。QlikView Server データ ディレクトリ。自身のカスタマイズを作成している場合は、関連する QlikView サービス用に構成ファイルを編集します。

QlikView November 2018 から、展開 (QlikView Server Service、QVS を除く) 内のサービスに対して、QlikView Management Console (QMC) から直接適用された既定値以外の値をすべて監視できます。QMC で [ステータス] > [サービス] に移動し、QlikView Server 展開のサービスの 1 つを選択します。1 つ以上のカスタム config 値が所定の場所にある場合、画面右側の情報タブにリストされます。このリストには、どの config 設定がどのマシン上で変更され、既定値と比較された既存の値は何であるかが示されます。同じサービスを実行しているマシン間の不一致もリストされています。詳細については下記を参照してください。サービス

変更された構成ファイルと設定ファイルを、アップグレードされた展開に復元すると、Qlik で後続のリリースおよびアップデートに追加されている重要な変更が上書きされる場合があります。したがって、紛失を避けるため、構成ファイルと設定ファイルに行ったすべての変更またはカスタマイズをメモしておくことが重要です。アップグレード プロセスが完了したら、これらの変更を新しい config ファイルに付加する必要があります。このアプローチに従った場合は、すべての最新の config ファイルおよび以前の展開でのすべてのカスタマイズが、確実にお使いの展開に含められます。

例えば、QlikView Distribution Service で独自のカスタマイズを作成した場合、QVDistributionService.exe.config ファイルに変更を行います。これをバックアップするには、C:\Program Files\QlikView\Distribution Service フォルダに移動し、QVDistributionService.exe.config ファイルのコピーを作成します。アップグレード後に、カスタマイズをこのファイルに付加します。

マルチサーバー展開

QlikView を別のマシン、クラスター、その他の場所からバックアップする場合は、アップグレードする各マシンのバックアップを作成します。単一サーバー インストールの場合と同じ手順に従います。共有アプリケーション データ フォルダ (ファイル共有) を異なる場所で使用するマルチサーバー展開の場合、確実にこのフォルダもバックアップに含めます。