パフォーマンス

Qlik NPrinting システムのパフォーマンスは、多数の要因によって異なります。展開を計画する際には、以下を考慮する必要があります。

  • 展開のサイズ
  • 必要な Qlik NPrinting Engine の数
  • 使用を計画している接続の種類
  • Qlik NPrinting Engine に必要な CPU コア数
  • Qlik NPrinting Engine コンピューターに必要な RAM の数

パフォーマンスのガイドライン

インストールのサイズを決定するには、以下を考慮してください。

  • Qlik NPrinting Engine の数
  • Qlik NPrinting Engine の CPU のコア数
  • Qlik NPrinting Engine コンピューターに必要な RAM の数

この情報を使用すると、システムの計画に便利です。

Qlik NPrinting Engine の数

Qlik NPrinting Server に関連付けられた Qlik NPrinting Engine の数を増加させると、パフォーマンスが直線的に向上します。たとえば、2 つの Qlik NPrinting Engine エンジンのインストールから 4 つの Qlik NPrinting Engine エンジンのインストールに移行した場合、同じレポート セットの作成と配信にかかる時間は半分になります。レポート セットの配信に必要な時間の合計は、SMTP サーバーのパフォーマンスなどの外的要因の影響も受けます。

Qlik NPrinting Engine の CPU のコア数

CPU のコア数が与えるパフォーマンスへの影響は、レポートが QlikView または Qlik Sense のどちらに接続しているかで異なります。

Qlik Sense の接続からレポートを作成する場合は、追加された CPU のコア数によってパフォーマンスが直線的に向上します。たとえば、4 コアの CPU から 8 コアの CPU に移行した場合、同じレポート セットの作成にかかる時間は半分になります。レポート セットの配信に必要な時間の合計は、SMTP サーバーのパフォーマンスなどの外的要因の影響も受けます。Qlik Sense アプリへ排他的に接続している場合、この関係に対する上限はありません。

QlikView の接続からレポートを作成する場合は、CPU のコア数が 12 個に達するまで、追加した CPU のコア数に応じて直線的にパフォーマンスが向上します。12 個を超える CPU コアを使用している場合は、パフォーマンスの向上が直線的ではなくなります。このパフォーマンスの変化は、Qlik NPrinting Engine が各 CPU コアで QV.exe のインスタンスを起動し、フィルタを適用するために QlikView ブックマークを使用するために起こります。QlikView ブックマークはファイルに書き込まれるため、各 CPU コアには同じファイルを読み書きする必要がある QV.exe のインスタンスが存在します。QV.exe インスタンスまたは CPU コアが 12 個を超えると、ブックマーク ファイルへのアクセスで競合が発生すると、著しいパフォーマンスの低下の原因になります。QlikView ドキュメントへの接続のみを計画している場合は、最大の 12 個のコアを持つ物理コンピューターまたは仮想コンピューターに Qlik NPrinting Engine をインストールすることをお勧めします。Qlik Sense アプリへの接続に関しては、この制限による影響はありません。

Qlik NPrinting は、QlikView 接続および Qlik Sense 接続からのデータを使用して同時にレポートを作成できます。現在、このシナリオで利用可能なパフォーマンス テスト結果はありません。

Qlik NPrinting Engine コンピューターに必要な RAM の数

Qlik NPrinting Engine コンピューターに必要な RAM の容量は、レポートの作成に使用する QlikView ドキュメントに応じて異なります。Qlik NPrinting Engine では、QV.exe の各インスタンスが 1 つの QlikView ドキュメントを開きます。たとえば、Qlik NPrinting Engine サーバーのコア数が 4 つである場合は、4 つの QV.exe インスタンスを実行するため、4 つの QlikView ドキュメントを開くことができます。最適なパフォーマンスを得るには、これらの 4 つの QlikView ドキュメントを適切に管理するために十分な RAM が必要になります。

展開の例

以下の例は、NPrinting 展開を拡張する基本的なアーキテクチャおよびハードウェアのオプションを示しています。

シングル エンジン (小規模)

この例は、1 つの NPrinting サーバーと、同じサーバー上にインストールされていたウェブ エンジン、スケジューラー、およびリポジトリで構成される最小限の仕様です。

  • NPrinting サーバー x 1
  • 4 個の CPU コア
  • 32 GB RAM

シングル エンジン (中規模)

この例では、CPU コアが複数ありますが、1 つの NPrinting サーバー、同じサーバー上にインストールされていたウェブ エンジン、スケジューラー、およびリポジトリで構成されます。需要が厳しくなると、CPU コアが多いことでパフォーマンスの改善に役立ちます。

  • NPrinting サーバー x 1
  • 8 個の CPU コア
  • 32 GB RAM

マルチ エンジン (大規模)

多数のレポートを生成するよう増加する必要がでると、拡張性が非常に重要になります。この例では、1 つの NPrinting サーバーで構成され、パフォーマンスと拡張性を改善するため、3 つの Nprinting エンジンを使用しています。

  • 4 サーバー (1 x NPrinting サーバー、3 x NPrinting エンジン)
  • 各サーバーに対して 12 個の CPU コア
  • 各サーバーに対して 32 GB RAM

参照: マルチエンジン展開の例 - QlikView からの Excel レポートの大規模な展開